Kバレエカンパニー

Kバレエ くるみ割り人形をクリスマスイブに拝見

目安時間 7分

クリスマスイブ、どのように過ごされましたか?

私は以前にも少し紹介しましたが、

バレエ、”くるみ割り人形” を観に行きましたよ♪

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”くるみ割り人形” は、クリスマスに起こるお話なので、

バレエ団はこの時期に上演する事が多いです。

私は熊川哲也さんが芸術監督を務めるKバレエカンパニーのファンですので、

毎年、チケットを予約して観に行きます。

キャスト違いで2~3公演観ます。

熊川さんは渋谷文化村オーチャードホールの芸術監督でもあるので、

殆どの公演はそちらで行われるのですが、

今年まで10年間、赤坂の、赤坂サカスアクトシアターにて行われてきました。

来年は、文化村で行われるようですので、今年はこちらでの最終公演になります。

普通Kバレエの公園にはオーケストラが入るのですが、

赤坂では録音ですので、オーケストラピットがなく、

その分、ステージとお客さんとの距離が近くなって、なんか、嬉しかったり??

クリスマス、というだけでもうすでに夢のようで、ロマンチックで・・・なのですが、

Kバレエは特にそのお衣装や舞台装置が素晴らしく凝られていて、

本当に夢の世界を体験する事ができます。

ストーリーが少し違う

どのバレエ団が上演しても、ストーリーが大幅に違う事はありません。

熊川版はほぼ同じ音楽を使っていますが、少しストーリーに違いがあります。

■ 標準版

クリスマスのパーティ会場に来たドロッセルマイヤー叔父さんがくれた
くるみ割り人形を抱いて眠ってしまった少女クララの夢の中で、

1. くるみ割り人形が兵隊と一緒にネズミの軍団と戦う。
2. やられそうになってしまったくるみ割り人形のために
  クララがスリッパでネズミの王様を叩き、くるみ割り人形が
  勝利をおさめる。 すると
3. 醜かったくるみ割り人形は美しい王子様へ姿を変え、
  彼女を夢の国⇒雪の国⇒お菓子の国へと誘う。
4. そこでは様々なキャラクターが踊りを披露し、彼女を歓迎する。
  特に最後の金平糖のグランパドドゥはこの演目の要である。

といったことが繰り広げられ、クララが最後、夢から覚めて脇には
くるみ割り人形があった、というところで幕になります。

簡単に言うとね(^^♪

■ 熊川版

人形の国とネズミの王国の間では長い事領地を争う戦争が行われている。
人形の国の王の娘マリーとその婚約者はネズミにより、マリーはネズミに、
婚約者はくるみ割り人形に姿を変えられてしまった。

その呪いを解くには、純真無垢は人間が硬いクルミを割らなければいけない。
人形の国の王はドロッセルマイヤーを呼び、その人間を探してクルミを
割らせるよう、命じます。

ドロッセルマイヤーはとある裕福な家庭に時計技師として時計を届け、
クリスマスパーティに参加した折、クララが
この呪いを解けるのだと確信し、くるみ割り人形をプレゼントします。

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パーティが終わった後、ネズミがくるみ割り人形を盗んで時計の中へ
消えていく。そこが人形の国の入り口だったのです。
クララも迷った挙句、そこへ飛び込むと・・・・。

ネズミの軍団と、くるみ割り人形が戦争をしていました・・・・。

そこで、クララはオリジナルストーリーのようにくるみ割り人形を助けます。

そしてくるみ割り人形(兵隊)とマリーの幻影は、”助けて、くるみを割って”
と伝えに。。。

そして、雪の国を訪れた後、クララは人形の国へ着き、くるみを割り、
人形の国の呪いを解くのです。

オリジナルではお菓子の国、ですが、熊川版では、人形の国、と位置付けられています。

最後の有名な、金平糖のグランパドドゥは、マリー姫とフィアンセのパドドゥ、となります。

クララが目を覚ますと、そこは現実の、人間の世界。。。

以上のような違いはありますが、
音楽の進みは同じなので、オリジナルを知っていれば違和感はないかと思われます。

Kバレエカンパニーのクルミ、見どころ

意外なところですが、私としては、ネズミ。

マウスキングはどうも憎らしい役回りなのですが、

そのコスチュームはリアルなドブネズミそのもの。

そして周りのネズミたちも、しっかり、リアルな顔をしています。

その動きも、とても、いい!

いろいろなくるみを観て、プロのバレエ団でも、このネズミのコスチュームが

とてもおもちゃっぽい時があるんですけど、

マウスキングはふてぶてしく、

そしてほかのネズミたちは敵なのに、お茶目でおどけた可愛らしい動きがあったり。

こういう細部にこだわっているのが非常に好きですね。

それから、

作りこまれた、雪の国。 最後には大量の雪が降って、皆さん、息ができないのでは、

もしくは、滑るのでは、と懸念したりしますが、

それがもたらす効果は素晴らしくて。

そしてソリストの踊りがそれはもう、これでもかというくらい難しい技巧が織り込まれていて、

思わず息を飲んでしまいます。

そして粉雪たちのコールドバレエ。(群舞)

Kバレエはこのコールドバレエの美しさでも有名です。

人間の身体と踊りで、こんなに雪の表情を出す事ができるんだ、

そう思わせてくれるくらい素晴らしい。

人形の国ではおとぎの国へ連れていってもらえる・・・・。

大人なのに、こんなに、少女の心に戻って夢を見る事が出来る、

そんな演目です。

クララのような純粋な少女にね(^^♪

なれますよ♪

今年は過ぎちゃったから、

来年は早いうちに、クリスマスの行事の一つに

織り込んでみてはいかがでしょうか?

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