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Kバレエ くるみ割り人形 2018 公開リハーサル 

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Kバレエカンパニー
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こんにちはバレエ好きな南帆です。

さて、しつこいくらいに12月は ”くるみ割り人形” ですが、(笑)

それに先立って、Kバレエは公開リハーサルを行いました。

今回の公開リハーサルは、

”パドトロワ” のシーンでした。

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え? くるみ割り人形でパドトロワ????

(パドトロワとは3人で踊る踊りをいいます。

2人はもちろん、パドドゥ、ですね?)

 
このシーンは、ネズミのくるみ割り人形の戦いがあって、

クララが負けそうになっているくるみ割り人形を助けるために

ネズミをスリッパ、クルミ、その他(団によってさまざまなバージョンあり)

で頭を叩き、それによってネズミは退散し、

くるみ割り人形が美しい王子に姿を変える、そして

クララとその美しい王子が踊るパドドゥ、というのが

王道のパターンですが、
 

Kバレエのバージョンは、それにドロッセルマイヤーを交えた

パドトロワにアレンジされていますね。

 

なんといってもここは音楽がこれでもかというくらい美しい。

 
雪の国、人形の国へ行く前の繋ぎと言っては惜しいくらいの・・・。
(Kバレエはお菓子の国、ではなく、人形の国、なんです)

 
さて、そんな美しい音楽と共に今回の公開リハーサルに臨んだダンサーは

これまた、美しい人たち!!!
 
 
若者5人組ユニットの ”バレエジェンツ” から、

同い年の、背の高いほう、の二人。
 

くるみ割り人形(青年)>> 黒い稽古着 >> 栗山 廉
(たたずまいがもう、王子)
 
ドロッセルマイヤー >> 紫の稽古着 >> 杉野慧
(あのドン・キホーテ、バジルデビューした美しい彼♡)
 
クララ >> 瀬屑 真紀
彼女の泣き顔はホンマ、国宝級に可愛い(^^♪

 
オールスターキャストでございます。

 

それでは、このシーンについて少し。
 

リハーサルはクララがネズミの王様を一撃するところから始まります。

負傷したくるみ割り人形はそこへ倒れこんでしまいます。

その時、まだ仮面をつけたままです。

それを見つけて泣くクララ。 

そこへドロッセルマイヤーが現れて、

魔法を暫く解いて、仮面を取り、くるみ割り人形を素敵な青年にします。

そこから3人の踊りが始まるわけですが、

いや、これがまた。

ダンサーたち泣かせの、かなりハイレベルなリフトと振り付けが入ってるんですよね。

ほとんどアクロバットに近いものが・・・

ここまで難易度の高いパドトロワは熊川さんの振り付け、独特のものです。
 
 

でも、これはアクロバットでもスポーツでもなくて、
 
踊り、芸術、なんですね。

 
ここの3人の踊りはとても重要で、

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人形の国を救ってほしい、クララの助けを求める くるみ割り人形と、

そこへ誘導を促すドロッセルマイヤー、

純真無垢にそれを受け止めるクララ、という

美しい音楽と、難易度の高い踊りの中に

そんなストーリーが盛り込まれているのです。
 
 
それでは、観てみましょうか。

指導はアシスタントディレクターで、Kバレエ創立からのメンバー、

スチュワートキャシディさんです。

 
Kバレエ くるみ割り人形 公開リハーサル

 
途中、”jete”(投げる、投げ捨てるという意) や ”fate”(鞭で打つ、という意、脚の位置を変えずに

身体の向きを変える)など、バレエの動き用語も出てきますね。

バレエ用語はフランス語ですが、動きの意味を知ると、また、面白かったりします。

3人の身体のラインの美しさは毎日の地道なレッスンや、筋肉のトレーニングによって

作られているのですが、

これはいつも言うんですけど(笑)

 
必ず脚は ”アンデオール(外旋)”

モモからしっかり、外側へ回転し、膝も、つま先も、外側へ向いています。

踊りではなく、移動するときでさえ。

”アンデダン(内側へ回す)” という動きはありますが、

いわゆる、クラシックバレエにおいては、”内股” はあり得ません。

コンテンポラリーや他のダンスにはありますが・・・。

それから、上肢に激しい動きが殆どないんですよね。

腕は肩から外れて、背中は肩甲骨から腕を動かしますが、

それ以外は、綺麗にみぞおちから引き上げられている以外は

動きがないんです。 3人とも、肩が全く上がっていませんよね?

 
そういうところを、毎日のお稽古で鍛錬するのです。

振り付けをそのまま、ではないんですね。

そういう身体になっていて、あたりまえ、なのです。

 
 

そして、バレエには言葉がありません。

ストーリーはありますが、

どこの、どの踊りで、どこに、どういう意味が込められた表現で・・・・。

それは、観る人、次第なのです。

観る人それぞれが、その人の感性で感じ取ればよいのです。

 
 
本番は、美しい衣装、舞台装置、オーケストラ演奏で感動をいただけます。
 
 
あ、今日から、

渋谷文化村オーチャードホールにて、いよいよ始まります(^^♪

まだ間に合いますよ~~。

夢の世界へ行ってみましょう(^^♪

 
 
綺麗なダンサーの皆さんを観て今年も美酒に酔いしれよう・・・・(^^♪
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