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Kバレエロミオとジュリエット 浅川紫織さん最後の舞台

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Kバレエカンパニー
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10月13日に2公演拝見した後

14日には浅川紫織さんの最後の舞台を

拝見できました。

2018年3月、浅川紫織さんはバレリーナとして引退を発表。

彼女はジュリエットを彼女のダンサー人生の最後の演目に

選んだのです。

Kバレエファンとしては楽しみと、悲しみが一緒になった

公演でした。

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Kバレエ 浅川紫織さんのプロフィール

 
浅川紫織さんのジュリエットを語る前に

ちょっとだけ彼女のプロフィールを。。。

バレエを始めたのは4歳の時 (私と一緒だ!?)

それから厳しい先生についた彼女は無我夢中で

バレエに向き合っていきます。

部活動を始める年になったら、バレエをやるので

部活動には入らないと言ったとか。 

そして若者の登竜門、

”ローザンヌ国際バレエコンクール” にも参加し、

セミファイナリストとなった彼女は、視野を広げるため、

海外でやっていきたいと思うようになり、

イングリッシュナショナルバレエスクールに留学

をします。

 
 
そこである日クラスを受けていたら、ふらっと熊川さんが

視察に現れたそう。

熊川さんは ”白鳥の湖” を上演するにあたって

有望な若手バレリーナを捜していたんですね。

そしてそこで彼女は熊川さんの目に留まることになるのです。

海外でやっていきたいと強い意志を持っていた彼女を

どうやって熊川さんは口説いたのでしょうか。
 
きっと、アツく語ったんだろうな~ 。
 

彼女は熊川さんのその誘いで、Kバレエに入団することを決断。

18歳の時だったそうです。

 
 
その後熊川芸術監督の厳しい指導の下、

22歳の時、白鳥の湖で主役デビュー。

2008年、その一年後に ”プリンシパル” に昇進。

若くしてプリンシパルになっているんですよね。

その端正で美しい踊りと、容姿もとても美しい彼女。

ただその時、まだ、もう少しベテランのプリンシパルの方もいらして、

まだ紫織さんはその域には達していない、って

熊川さんが言っていたのを覚えているなあ・・・厳しいなあと

思いました。

 

そして浅川紫織さん引退。理由は?

 

若くして熊川さんに見初められ、

若くしてプリンシパルになった。。。

勿論その裏側には、表に見えない血の滲むような努力と

葛藤はあったにせよ、

彼女はまだ30代前半です。

何故引退に至ったのか。 それは3月の発表を聞いたとき、

Kバレエのファンの人は私を含め・・・

ああ、紫織さん、やっぱり辛かったんだなあ・・・って

思ったと思うんです。

 
彼女はもともと生まれつき股関節に疾患があり、

長年の激務により酷使されたために

2012年の練習中に急に歩けなくなってしまったのです。

 
バレエを踊るどころか、歩行もままならない、

そんな状態でしばらく解決法が見つからなかったようです。

お医者さんからはバレエを辞めるように言われましたが、

彼女はあきらめませんでした。

10か月、舞台は休んでいましたが、身体と徹底的に

向き合って、痛みを逃しながら、身体を大きく使わなくても

綺麗に見える方法を捜して、踊る方法を編み出して歩く役から

復帰を果たしたんです。

ただその頃からもう、めいっぱい限界を気にしないで踊り続ける

ことはできないのだと覚悟を決めて、

その後の6年間は弱い部分に負担をかけないように、

他の部分を鍛えながら、

プリンシパル、バレエ団の顔として踊ってこられたんですね。

 

孤独だったろうなあ・・・・
 
20代後半から30代は、バレリーナとして成熟する、

最も素敵な時期に入っていくのに、

怪我と隣り合わせで、常にいつ壊れるかわからない爆弾を

持ち続けていたんですものね。。

改めて思いますが、バレエダンサーは身体がいわゆる

商売道具、ですから、

あらゆる調整をしてベストな状態を保たなければいけません。

過酷さから、怪我はつきもの。

しかしながら、それが持って生まれたものだとしたら。。

これは辛かったですね。

 
その怪我のために、彼女は引退を決めたんです。

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ロミオとジュリエット 浅川紫織さんの回

 

私の今回の席は2ブロック目の一番前。

なかなかいいお席とは思うんですが、私はできるだけ

近くで観たいといつも思ってるので、ちと、不満。(汗)

でも、

元Kバレエの方々や、テレビで拝見する方々が結構

いっぱい来られて近くに座られていました。

勿論、熊川さんも、舞台を見られていましたね。

彼をして、

 
”可愛くて可愛くて、目に入れても痛くないバレリーナ”
 
チャイコフスキーに選ばれたバレリーナ
 
と言わせた、彼女の最後の舞台を

焼き付けておこうと、客席も満席でした。

 
私は本当に、踊りには、人柄が出る、と

思っているんですけど、

彼女の踊りのタイプは本当にピュア。

いい意味でのいい女の潔さが出ている感じ。

美人なのに、きっとすごく気さくな人で、

人の心は引き付けるんだけれども、

きちっと自分と他人の間に線は引いている・・・・

ってすいません、想像で言いすぎですね。

っていうか、私の大好きなタイプの人だなって、きっと(笑)

すいません、大きなお世話でした。

 
バレエファンとして一言言ってしまうと、
 
もう少し、ここまでの階級の人ならではの
 
遊びがあってもいいかな、
 
勿論情感は出ているんだけれども、
 
まるいわっかの中に入って、
 
その中で演じている感じがする・・・。
 

あ、でもクレオパトラは違ったな・・・・。
 
あのエンディングは必見ですよ!!!
 
少女から大人になっていくところが・・・

もう少し、観たかったかな・・・
 
 

同期のロミオ、宮尾俊太郎さんとの息がぴったりで、

やはり、アクロバティックなパドドゥは素晴らしかったです。

やっぱり、彼女の年齢らしく、恋を覚えた後のジュリエットの

表現が素晴らしかったですね(^^♪
 

そしてこの回のティボルトは遅沢 祐介さん。

いやあ、やっぱり、慧くんはもう少し年をとってから

味が出ますね!

やっぱり今のところ、この手をやらせたら

遅沢さんの右に出る人はいないでしょう。
 

この日はやっぱり、浅川紫織さんに、ずーっと目が釘付けでした。

彼女の姿を焼き付けておきたかったんですよね。
 

まとめ

 
最後のカーテンコールが何回も済んだ後、

バルコニーのパドドゥのテーマが流れて、

改めて幕が上がりました。

浅川紫織さんが真ん中に、そしてスポットが当たり。

同じプリンシパルの 

中村祥子さん、荒井祐子さん、宮尾俊太郎さん、遅沢祐介さんが

お花を一人ずつ彼女へ。

終わると、バレエ団全員が舞台上に現れて

お花を彼女へ投げました。

彼女の周りを、色とりどりのお花が取り囲みます。

そのあと、奥から

熊川芸術監督が登場。

花束を紫織さんに渡して、何やら一言二言彼女へ・・・・。

客席は拍手の嵐で、スタンディングオベーションと

なりました。

 
もう一回幕が下がり、上がると、

舞台には、彼女一人、そしてピンスポットがあがっています。

 

鳴りやまない、拍手・・・・。
 

普通ここで、一言、二言、ご挨拶、となるのでしょうが、

そこは、バレエ。

 
バレエは言葉のない世界なのです。

感じるのです。

 
紫織さんは客席に向かってレベランス・・・。

そして幕が下りました。

 

紫織さん、残念ですが、

紫織さんの端正な、美しい踊りは忘れません !

そのあと耳に入ったのですが、

なんと、手術をする方法が見つかったとか・・・・。

もし、いい方向に行ったら、

引退撤回して、また踊ってください。

 
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