バレエ好きの南帆です。
え~~、バレエを観た事の無い方が初めて観るバレエとして、
”白鳥の湖” をご紹介いたしました。
ストーリーとしては本当にシンプルですが、
その終わり方は、悲劇か、それともハッピーストーリーか。
それはバレエ団の芸術監督の演出に委ねられているのです。
さあ、公演を観たくなってきたあなたのために、 直近で、
白鳥の湖を上演する予定のあるバレエ団はないかしら。
と探してみると・・・。
ありましたよ!!!
なんと、わざとらしいですが、私が、超、ご贔屓にしているバレエ団です。
その名は
”Kバレエカンパニー” といいまして、
これも、バレエと言えばだれもが一度は聞いたことがあるであろう、
熊川哲也さんが芸術監督として君臨している、バレエ団です。
バレエはヨーロッパで生まれた芸術なので、
日本人が馴染むにはかなりの時間を必要としました。
特にその容姿とテクニックの差は
長い間日本人を苦しめてきました。
そんな中、熊川哲也さんはヨーロッパの人たちを唸らせ、
バレエの素晴らしさを日本に広めたバレエ職人です。
彼の素晴らしい業績はまた違うところで述べるとして(長くなっちゃう)
彼はその絶好調であった26歳で、
英国ロイヤルバレエ団のプリンシパル(最高位ダンサー)という名誉を捨て、
帰国してバレエ団を設立したのでした。
彼はこの3月で46歳になりますので、
約20年、素晴らしいダンサーとしてだけではなく、今度は
バレエを世に残すためのディレクターとして、貢献してきた、
そしてこれからもしていく、と言っても過言ではないでしょう。
そほほ~~んな彼が作ったバレエ団は、
彼が厳しい目で選んだ粒ぞろいのダンサーと、一流のスタッフにより
運営されています。
彼が世に送り出す作品は、
”ストーリーがある全幕物” が中心。
それは中世から始まったクラシック作品もありますが、
彼が不備だった作品を完全ストーリーに仕上げたものや、
去年の暮などは ”クレオパトラ”という女性を題材に全幕物を作りあげ、
大成功をおさめたものもあります。
そんな彼が作り上げた、誰もが知るこの ”白鳥の湖”
このクラシック作品でストーリーを壊すような、奇をてらうようなことは
していませんが、
要所要所に彼独特のスパイスを入れていますね。
幕が開いたとたんに、ジーグフリード王子の誕生日を祝うシーンは
その舞台装置と、きらびやかな衣装で思わず
うわ~! と声をあげそうなくらいです。
白鳥のオデットと、黒鳥のオディールは、実は1人のプリマドンナが
両方踊り、その演じ分けを堪能することもこの演目の楽しみの
一つではあるのですが、
熊川版では、違う人が踊ることもあります。
今回は3月の末に予定されております。
スケジュールは以下のようになっております。
キャストの目玉としては、
もちろん、待ってましたの 中村 祥子さん。
ヨーロッパ仕込みのその表現力と、その美しい長い手足から醸し出される踊り、
観る人たちをすぐにバレエの世界へ引き込んでしまいます。
白鳥の本領発揮は2幕になってからですが、
彼女を観に行く、だけでも感動がもらえますよ。
彼女とたもとを分かつのは、
ベテランの 浅川 紫織さんと、
前回突然の若手デビューを果たした 矢内 千夏さん。
浅川さんはその表現力が素晴らしく、踊りもですが、素晴らしい女優さんです。
矢内さんはその安定したテクニックとピュアさが最高。
私は今回、中村祥子さんと、矢内千夏さんの回を拝見しようと思っております。
リンクのキャスト表を見て、ぜひチケットスペースにてチケットを
お買い求めくださいませ。
う~~~ん、
チケットを買うのはよいけれど、
いったいどうやって席を選ぶのか?
そのあたりも考えてみましょうね。
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