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【2019】Kバレエくるみ割り人形小林美奈・栗山廉組 クリスマスはやはりこれを観ないとね(^^♪

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Kバレエカンパニー
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***  2019年のKバレエくるみ割り人形の鑑賞記録です。

 

バレエ好きな南帆です。

一年過ぎるのが早いですね・・・

クリスマスももうすぐですよ!

で、クリスマスと言えばバレエ好きには・・

”くるみ割り人形” なわけですよね。。。

 

たまには、

他のバレエ団のくるみも観てみたいかな~~と思うんですけどね。

勿論この時期にはプロのバレエ団でなくても、

あちこちで ”くるみ割り人形” が上演されているわけですし。

 

でもやっぱり、団員の方も、舞台のつくりも、構成も知り尽くしている???!!

 

南帆
南帆

”いつもの舞台をさらに深く、新しい発見をする”

 

それがクラシックバレエの醍醐味でもあるわけなので。

出かけてきました。

Kバレエカンパニーの ”くるみ割り人形” は、

ストーリーの大筋は変わりませんが、Kバレエならではのオリジナリティが

盛り込まれています。

大きなところとしては、

”お菓子の国” ではなく、 ”人形の国” であること。

詳しくはこちらに言及しておりますです。

今回は小林美奈さんのマリー姫、栗山廉君の王子様

ペアで拝見しました。

 

くるみ割り人形 小林美奈さんのマリー姫

彼女の主演作品はいくつも観てきましたが、

やはり、愛らしい容貌、安定したテクニックは

ぴか一ですね~~。

でも、

”容貌” で言えば、実は バレエって間違いなく、

所謂 ”美人かどうか” ってあんまり関係ないのです。

このセリフのない、”すべては”身体一本” で表現するバレエは、

顔立ちはそのバランスの中に含まれるだけなんです。

(ちょっと言いすぎかなあ)

でも多分そうです。(笑)

 

バレエにはバレエのための身体のラインが必要。

身体の全てを駆使して舞台に登場した時に

他の人とは違う、圧倒的なオーラを出したり、

よく、”あの人は華があるよね” って言いますよね。

そう、皆と違う何かを持っている。

例えばラインで少しマイナスポイントがあっても、

テクニックや魅せ方をもって完璧に近づけていく・・・

それがプロのバレエダンサーなんですよね。

最高位の ”プリンシパル” になる人たちは、

そこを芸術監督に認められた人だけ。

 

プロのバレエ団に所属できるというだけで、

それはそれは、高いハードルで、

皆それはそれは美しいラインをお持ちなのです。

 

ですから、熾烈な競争ですよね。

芸術監督にも ”ダンサーの好み” は確実にあると思います。

私の想像ですが、

Kバレエの芸術監督の熊川哲也さんは

”強靭なテクニックのある人”

 

がお好みがちかなと思ったりしてます。

ご本人もやはり、非凡なテクニックで有名な方ですからね・・・

話を元に戻しますが、

小林美奈さんは、そんな中でもお顔もとてもチャーミングな、

ラインもとても美しく、テクニックのあるダンサーです。

くりくりっとした大きい目がとても特徴的で可愛らしいので、

やはり、数ある主役の中でも

シンデレラ、コッペリアのスワニルダ、くるみのマリー姫、オーロラ、

等がとても似合う方ですね。

この日のマリー姫も完璧なほどのテクニックと安定感で、

うっとり眺めてしまいました。

最後のパドドゥのコーダのフェッテはトリプルは当たり前。

以前男性ダンサーのインタビューで聴いたことがあるのですが、

パドドゥでも彼女は一人でバランスが取れるので

サポートいらなそうだな~~~~、なんて。

すごいですよね。

脚のラインも美しいし、

くるみ割り人形に絶対欠かせない、この心地よく甘い空気感。

彼女だから出せる雰囲気が確実にありますね。

 

彼女の現在のタイトルは ”プリンシパルソリスト”

プリンシパルになるのも時間の問題と思われます。(^^♪

 

くるみ割り人形 栗山廉くんの王子さま

身長は190センチ近く。

世にも美しい顔立ちの 廉くんです。

今回もお約束の王子さま(^^♪

日本人でおとぎの国の王子様が地でイケる人って

なかなかいないと思います。

熊川哲也さんもおっしゃってましたが、

日本人は背が低く、低重心なため、

(平たく言うと ”足が短いため” )

細かなテクニックが得意、テクニシャンが多い、

熊川さんもその一人・・・かな。

確かにそうでした。

昔の日本人のバレエダンサーは、

背が低く、筋肉質で、

がっちりした(悪く言えばずんぐりな)イメージが先行していました。

廉くんは、手足も長く、

すっきりしていて、

タイツ姿もすごく美しく、うっとりしてしまいます。

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はい、ここからちょっとキツイこと言っちゃいます!

え~、廉くん、とても素敵な青年で、

(出待ちの時などもとてもジェントル)大好きなんですが、

頑張って軸、鍛えよう!

一つ一つのポーズもとても美しいし、

最近は表現力も素晴らしくついてきたけれど、

見せ場でぐらついてはいけない!

 

バレエでは圧倒的に容姿が整っていると

逆にマイナスに働いてしまうこともあるんですよね。

結婚や恋愛でも言うでしょ、

最初に全部がプラスだと、マイナスにするしかないって。

え?それはちょっと違う? (笑)

身体全体で出せる美しいラインとテクニック。

爪の先々まで、役柄が染みついて、

決めるとこではキメないといけません。

イケメンを観るのは幸せですが、

私はもう少し内面からにじみ出るものと、

綺麗な軸が観たかったかな。

 

それはあくまでも私の好みです。

廉くんも既に熊川哲也さんに選ばれた ”ソリスト”

素晴らしいダンサーであるのは間違いありません。

勿論、

”何言ってんの。 私は廉くんが観たいから観に行く”

バレエはこれでいいんです。

 

Kバレエ くるみ割り人形 素晴らしいダンサーの皆さん

本日のくるみ割り人形で素敵だったダンサーの方々。

Kバレエスクールから入団し、めきめきとソリストへ昇格した

 

佐伯美帆さん

 

今回彼女は ”雪の女王”、そしてその直後の

”花のワルツのソリスト” 二つに

抜擢されていました。

彼女の魅力はやはりその美しいラインでしょうか。

ソリストになる前から、

手足、首が長く、綺麗なラインの彼女は

コールドの中でも確かに目立ってはいました。 が、

この7月にソリストに昇格したのには

びっくりしました。

彼女、まだ若いはず・・・でも矢内千夏さんももう

プリンシパルですものねえ・・・。

 

オーチャードホールに入って配役表を見たとき、

をを、これは楽しみ! って思ったんです。

わくわく!

 

くるみ割り人形の ”雪のシーン”はとても美しいシーンですが、

Kバレエの”雪の国” はどう見ても、

ダンサーの皆さんへの拷問(失礼)、としか思えないほど

キツそうな振り付けなんです。

熊川さんがこれでもか、と入れ込んだテクニックの数々。

その王と女王となったらそれはそれは大変で。

やはり、マリー姫と王子の次に注目される配役です。

 

そして確実なテクニックを持っている人しか

配役されません。

公演の直前に配役が代わったりすることも多々あるんですよ。

 

ここ何年かでKバレエも結構人の出入りがあり、

今は若い世代への世代交代というフェイズですので、

若い方が配役されるのは当然で。

では誰が熊川さんの目に留まったのか、というところです。

小林美奈さんも踊るこの役。

佐伯さんはまとっている空気が、すごくふんわりしたイメージです。

雪のシーンはすごく動きが多いので、どんな感じなんだろうと

思っていたら。

やっぱり、現れた彼女の雰囲気はふんわりしていました。

雪の冷たいパキパキさはないなあ・・・

と思っていたら、

彼女、確実に音楽と同化している。

 

そしてやはり、ラインがとっても美しい・・・・

これだけのハードな振り付けに乗っかっている・・・・。

表情はクララを包み込むようにふんわりしたまま・・・・。

最後の一番きついところでフェッテを決めるフリがあるんですが、

そこも実に綺麗に決めました。

この子はきっと熊川さんの好みだなあ・・・ と

思ったら。

 

実は私の席の4人くらい横に熊川哲也さんご本人が

座ってらしたのですが、

フェッテが終わったとたんに

 

”ブラボー!!!!” と

 

叫んでいらっしゃいました。

雪のシーンの後に25分の休憩に入るのですが、

その後、おとぎの国のシーンの”花のワルツ” は

一番最初に来る踊りです。

(普通、花のワルツ”通称、花ワル” は

一番最後に来ますが、Kバレエでは一番最初なのです)

そこでもソリストに抜擢されていた訳ですから、

熊川さんの期待度が伺えるというものです。

これから佐伯美帆さん、注目していきたいと思います。

その他、チャイナの本田祥平くん、とっても表現が

よかったなと。

彼ももうKバレエ長いです。

是非がんばってください~~と思います。

 

あと、雪のシーンの次にしんどそう、と思う、

”ロシア人形の踊り”

ベテランの酒匂 麗さん、佐野朋太郎さん、今回も

やってくれました! いいですね。

そして敵対する、ねずみの国のネズミさんたち。

くるみ割り人形に多大な華を添えています。

 

Kバレエカンパニー くるみ割り人形

東京は今日が最終日ですが、

地方公演が控えています。

スケジュールはこちら

Kバレエ くるみ割り人形 スケジュール

 

是非近い場所があったなら、

お出かけになってみてください。

“Kバレエ くるみ割り人形” からは

クリスマスに必要だった、何かを

もらえると思います(^^♪

そしてバレエの素晴らしさを実感できる、

そんな演目です。

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