大人バレエ 初心者の皆さんへ　こんなお教室ありました　２

こんにちは南帆です。

私が40歳以降に大人バレエを再開してから行ってみた

お教室をご紹介しています。

皆さんにはどんなお教室があっているのかな？

参考になれば幸いです。

【今回のバレエ教室】

1. 個人のお教室。
　　先生は某バレエ団付属のバレエ学校でずっとエリートだったが
　　けがのためバレエ団には入れなかった方。50代後半。

2. 子供クラス、大人ストレッチクラス、大人クラス
　 かなりの少人数。

4. お月謝　土曜日1回、1時間15分、8,000円
 
 

こちらには５年ほどお世話になりました。

まず体験に伺いましたが、先生に一目ぼれでした。

50代後半の先生だったのですが、なにせ、身体のシルエットが

素晴らしく美しい！

私の幼少の頃からの憧れのバレリーナは

”森下洋子さん”

なのですが、

タイプで言うと彼女のような方で。

今は中村祥子さんや、上野水香さんなど、

長身で、モデルのように美しい方も多いのですが、

森下さんは１５０ｃｍ程の身長なのに

手足が長く、

白鳥の湖等で彼女が舞台に現れるだけで

その場の雰囲気がガラッと変わってしまうような

そんな、天から授かった才能をお持ちの方なのです。

現在も現役で踊られていますが、

当時の彼女の素晴らしさは私のつたない文章力では

表せません・・・

現在は彼女を超える技術力をお持ちの方もほんとに多い。

でも！

彼女の表現力を超す人はいまだに現れていないと思っています。

って、

森下洋子さんを語りだすと止まらないので　（笑）

とにかく先生は彼女にそっくり。

小さい顔と、なで肩と、細身の身体、

そしてなんといっても素晴らしい　”足の甲”　を

持ってらっしゃいました。
 

森下洋子さん似の先生のレッスン

お教室の床もリノリュームが貼ってあり、

古くはありましたが、広いフロアです。

生徒さんは　5人ほど。

皆50代～の方ばかりでしたが、びっくりしたのは

すごく、皆さんもシルエットが綺麗だったこと。

いや、

スタイルがいいんじゃないんですよ。

ふくよかな方も、細い方も、いて、

いわゆる、中年体型、なんですけど、

皆さん　”バレエを習う用の身体”　に

なってらっしゃる。

”これは、なんかあるのかな”　と思ったら、

やっぱり、ありましたね。
 

先生はスパッツ姿。

レッスンはマットを使ったストレッチからスタートしていきました。

いやいや、

きつい。　（汗）

最初はゆっくりなんです。

で、先生はゆっくり、丁寧に進めていくんですけど、

開脚から、腹筋、背筋もやります。

皆さん年配ですから、勿論無理のない範囲なんですが、

わー、こういうこと、やる？　みたいな。

（無理に押したりはしませんよ！）

そしてかなりの時間をかけて身体を温めた後、

やっとバーについたのです。
 
 

しか～～し！

バーについてからもなかなかプリエに入りません。

まず、

バーを持って立ち方を観られます。

肩を下げて、脇は方より前に。

アンバー（腕を下げた）の腕のポジション

お腹、腰、モモからアンデオール（外側）に開く足。

一つ一つ、先生が触って調整していくんですね。

それをキープするだけで、

汗だく

それが崩れると、注意が飛んできます。

姿勢ができたところで、最初のプリエに入っていくんですよね。

そしてタンジュ、ジュッテ、と

アンシェヌマンはすごく優しいのですが、

気は全然抜いてられません。

容赦なく、注意が飛んできます。

そしてセンターも難しいことはほとんどないのですが、

”バレエじゃない”　身体の使い方をすると

容赦なく注意が来ました。

そう、だから。

習っている皆さんはバレエ用語も、踊りもほとんどわからないのに、

バレエをするからだ

になっていたんですよね。

そして、

私はそういう、”大人にもそこまで基礎をしっかりやってくださる”

ところにも惚れてしまい、

入会を決めました。

大人はどうせちゃんとできないから、といって

適当に形だけ教えるバレエ教室も多いですからね。

先生は身体の構造、整体の方法なども熟知、

私の身体の癖も覚えてくださり、

丁寧に丁寧に教えてくださったのです。

ご自身もストレッチから一緒にやっていました。
 
 
私の脚の内転筋はかなり奥の方についているので、

前に出すのが大変だ、と初めて指摘を受けて目から鱗だったり。。。

私はそんな基礎をバッチリ受けて、

バレエの身体になっていくのが楽しみでなりませんでした。
 

発表会、その他

そんな感じのお稽古。

バレエはそういう基礎の積み重ねの上にあの美しい踊りが

成り立つのですから、大満足、なのですが・・・

一緒に習っている大人の方から聞いたのですけど、

”先生、厳しいでしょ。　子供さんはね、続かないのよ”

とのこと。

確かに、先生の教えはすごく　”昭和”　で厳しい。

でも、子供の頃にやっていた私の感覚だと

あたりまえ、なんですけど・・・。

私が入ったころはまだ10人以上は子供さん、いて、

高校生になるくらいの、中堅どころ、の子たちもいました。

それが一人減り、二人減り・・・・。

とうとう最後には2人くらいになっていましたね。

バレエの世界は礼儀、も大事で、

そういうことで注意されたりもありましたので・・・・。

というわけで、

先生も

”この人数では、発表会はできないわね・・”

とおっしゃっていました。
 
 

基礎から先には進まなかったレッスン

何年か経ったころ、

やはり思うようになりました。

他の方々はその基礎レッスンを身体づくりのために受けてらっしゃり、

（腰痛、肩こり軽減のため、など）

舞台でバレエを踊ってみたいという願望は、ない。

一回まだ子供の生徒さんがいたころ、

大人も1曲、出ませんか？　という話になったときに

皆さん

”舞台なんて、とんでもない”

とおっしゃられ。

そのときはお誘いして、3人ほどで出たんですけど・・・。

そしてレッスンも

ずっと基礎のみ、

表向きには　”初中級”　となっていましたが、

ベーシックなお稽古オンリーでしたので、

勿論、この機会はすごく重要

なのに変わりはないけれど、

”もう少し先”

も求めたくなってきました。

私はもし可能性があるなら、トゥシューズのレッスンも

受けたいとも思っていましたし、

”踊りの要素”　をもう少し欲しいと思うようになっていましたね。

まとめ

大人になると、身体はできていないのに

形だけ教えて、どうせできないから、と

あまり注意しないところもあるんですが、

そういう意味で貴重なお教室でした。

私は仕事をしていて、週末しか休みが

ありませんでしたので、

そこのお教室に出ながら、

オープンの大手のクラスなどに通って

少しレベルアップした好きなクラスに参加するなど、

していました。

それを続けていて、次の願望ができたんです。

”やっぱり、全幕の舞台に参加してみたい。

ほんの片隅に立っている役でもいいから”

私は次なるお教室探しを

することに決めたのでした。