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Kバレエ 矢内千夏さんプリンシパル昇格 新しいスターの誕生

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Kバレエカンパニー
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私は先日矢内千夏さんがマリー姫を踊る

くるみ割り人形を拝見したのですが、

やっぱり最終日の今日だったか~~~!!!

そう来たか~~~~!!!!

彼女は今日、今年のくるみ割り人形上演最終日のカーテンコールで

芸術監督の熊川哲也さんに、

 
プリンシパル昇格
 
を告げられたそうです。

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矢内千夏さんプリンシパル昇格

 
矢内千夏さんは、こちら ↓
(画像はKバレエカンパニーオフィシャルサイトよりお借りしています)

マリー姫を踊った矢内千夏さん
 

かの熊川哲也さんも21歳でロイヤルバレエのプリンシパルになったと

記憶していますが、

彼女もまだ22歳 !!

← うる覚え

まだまだ、若いんですよ。

だいたい、バレエは、
 

体力のある若いうちは表現が乏しく、

経験、その他により、踊りに味が出る時には体力は下降、
 

と言われ、トップでいられる時期は短い、と

言われているものなのですが、

彼女は、こんなに若くして トップの ”プリンシパル” 

カンパニーの最高位まで、上り詰めたんです。

これはすごい。

 

矢内千夏さんのあゆみ

 
彼女がKバレエに入団したのは2015年。

既に中、高校生の時から、コンクールでは

抜群の成績を治めていたにも拘わらず、

プロになるとは思っていなかったそうです。

ご縁があってKバレエスクールに入学。

2015年の夏の小石川校の発表会で、

彼女は、パキータを篠宮佑一さんをパートナーに

好演し、そこでカンパニー入りが決定。

8月にカンパニーに入って、

その後すぐに、白鳥の湖のオデット・オディールに

抜擢されたんです。

まだソリストでも何でもない時ですね。

 
その前に、まだアーティストだった栗山廉くんが

王子役に抜擢されてびっくりしたこともありましたが、

彼女の大抜擢もすごく驚いたのを覚えています。

確かその時、まだ19歳でしたね。

 
白鳥の湖に若い彼女が抜擢されたとあって、

公演前には特別番組がありました。

白鳥の湖に関する宣伝と、

主役に抜擢された彼女についての取材もあり。。。。

その時のインタビューでした。

演じることが好き、という彼女に、

じゃ、女優さんでもいいじゃない? と聞くと。
 

”・・・・踊れないから。。。”
 
と、あどけなさの残る顔で、ゆっくり答えたのが

印象的でした。

雰囲気はどこかおっとりして、

きゃぴきゃぴした雰囲気もなく、

ちゃらちゃらした感じもなく、

静かだけれども、芯のしっかりしたお嬢さんという感じでした。

 
そして、

プリンシパルダンサーの荒井祐子さんのコーチングを

マンツーマンで受けるシーンなども流れました。
 

荒井祐子さんは彼女のことを、その時点でこう言っています。
 
 

”彼女は、バレエをするのに必要な基礎は全て

出来ています。

指導をすると、自分の中でそれを咀嚼して、

次の時までにしっかりとなおしてくるところが見える。

自分を客観視することができていて、

普段のときは本当に普通の子なんだけれども、

舞台に立つと人が変わる。

舞台でとてもきれいなラインを描くことが出来、

舞台で輝くことを知っている子”
 

千夏さんは荒井祐子さんの白鳥にとても憧れていて、

彼女の指導が受けられるのが本当に嬉しかったとか。

 
そして私、彼女の白鳥デビューを拝見しています。

なんていうんだろう、

19歳で主役を踊る、っていうと、
 

なんか、若いパワーでイケイケで力が入って、

ちょっとした失敗、とかすると思うじゃないですか?

(え?いじわる??)
 

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で、
 
いや~~、熊川さん、若い子抜擢したけど、やっぱり、

いい経験させたということで、これから徐々に成長するのね、

 
な~~んて、思ったりするじゃないですか?

(え?根性悪い?)
 
それがね、

すごく不思議な感覚に襲われたんですよ。

一言で言うとね、

もう、彼女にやられちゃったわけ、なんですよ。

 
白鳥の湖っていうのは、

世界中のどんなプリマでも、

踊っても踊っても、深い闇に落ちていくような難しい役なんです。
 

でも彼女の白鳥は。

出てきた時から、白鳥で。

矢内千夏ではなくて。

若いから、とかそういうくくりではなくて。

口うるさいバレエファンを虜にしてしまった

空気が会場に流れたんです。

力んでもいなくて。

自己顕示欲も感じられず。

それでもしっかり、オデットとして

舞台に君臨したんです。

 
そして3幕のオディールでは。

とてつもない存在感で登場。

王子や貴族をその切れ長の目でキリっと睨み、

妖艶さを振りまく中、

32回のフェッテをトリプルを交えて披露。

そう、彼女は

素晴らしく強いテクニックも持っているのです。
 

3幕が終わって高笑いをしながら逃げていく頃には

王子は現実を知ってあたふたでしたが (笑)

観客はすっかり彼女の魅力にやられたままになっていました (笑)

 
こんなデビューもあるんだな、と

不思議な気持ちになったものです。

アピール感が感じられないのに、

こんなに存在感があるなんて。

 
彼女はその後、一年とたたずに

ソリストに昇進しています。

 
そして、

17年の9月にはファースト・ソリストに。

そして、ついこの間、18年の9月に

プリンシパル・ソリストに昇格したばかりでした。

 
その間に演じた役は、
 
バヤデールのニキヤ、
クルミの雪の女王、
海賊のメドーラ、
ジゼルのミルタ、
ロミオとジュリエットのジュリエット、
ドン・キホーテのキトリ
 
など、堂々たるものです。

彼女がその役柄になるときは、

本当に矢内千夏、という人間が浮かんでこない。

その役、そのものになるんです。

 
そういう意味で、

この役を、彼女で観たい、と思わせる、

数少ないバレリーナかもしれません。

 
 

まとめ

かつてKのプリンシパルだった白石あゆみさんが

おっしゃってました。
 

”技術はできていて当たり前。

お客さんはその先を観たい。

舞台セットがなくても、

オデットを踊ったら、周りに湖の風景が

見えてこなくてはいけない。

それができる人だけが踊れる”

 
矢内千夏さんは技術は水準以上。

まずそこまで行くだけでも大変なんです。

でもその上、彼女は

身体で物語が表現できる。

これがなんといっても強みではないでしょうか。

 

2019年3月には熊川哲也さんと組んでカルメンを

 

これは快挙です。

彼女はとうとう、そこまで来てしまったんですね!!

私たち、熊川哲也を知っている年代としては、

すい星のように現れた彼女が、

往年の大スターと組んで

カルメンという、大人のオンナを

どう表現してくれるのかが

なんとも、

なんとも、

悔しい

もとい、

楽しみです!!!

いい言葉が思い浮かばないな・・・。

 

私、もうチケット買いました。

 

千夏ちゃん、

期待してますよ~~(^^♪

 
 

千夏さんは、注意されたことはお休みの日も家にこもって考えるそうです・・・。あやかりたい、無理だな。。。ぽち。
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