12月のくるみ割り人形が終わり、
全幕物バレエ大好きな私の次のターゲットは、
Kバレエの春公演、カルメン。
3月の公演です。
私はKバレエのファンクラブ、Kバレエフレンズに入っておりますので、
チケットは既に入手しております (^^♪
バレエ カルメン
”カルメン” といえば何をインスピレーションするでしょうか ?
なんだか気の強そうな、スペインの女性、というところは
なんとなく、皆さんご存知ではないでしょうか?
カルメンは元は3時間を超えるオペラの超大作です。
ビゼーという作曲家を聞いたことがある方も多いでしょう。
有名なハバネラ、闘牛士のテーマの音楽など、
1回は聞いたことのあるメロディも満載です。
オペラではセリフや、歌などでストーリーを紡いでいきますが、
もちろんバレエは、踊りと、マイム、のみで物語が表現されていきます。
偉大な振付家、ローラン・プティが既にカルメンをバレエ化し、
実はKバレエもそのプティ版はレパートリーではあったのですが、
熊川哲也さんは15周年にあたる、2014・2015シーズンに、
この作品を再度練り直し、ビゼーの曲をバレエに生かすべく苦労しながら
造り上げ、上演し、大ヒットとなりました。
20周年を迎え、ますます絶好調のKバレエカンパニーが、
3年ぶりにこの春のツアーにカルメンを持ってきたということで!!!
ぜひぜひご紹介を、と思いました(^^♪
バレエは、あらすじを一通り、さっくり、頭に入れて観に行ってくださいね。
では、早速!
Kバレエ カルメン あらすじのご紹介
バレエ カルメン 一幕 広場と酒場
時は1800年、スペインのセビリアが舞台。
広場では竜騎兵や町の人々が行きかっている。
隊長のスニガ が 衛兵交代を告げる。
娼婦が引継ぎ作業をしている衛兵の一人、堅物の
ホセ にちょっかいを出すが、彼は
取り合おうとしない。
そうこうしていると、煙草工場の休憩時間になり、女工たちが
工場から出て来た。
そんな女工たちのうちの、フラスキータとメルセデスに
密輸業者のダンカイロとレメンダードが歩み寄り、
何やら怪しい儲け話を耳打ちする。
町の男たちや衛兵が女工たちと戯れていると、
女工の中でナンバーワン人気の カルメン が姿を
現し、皆の目を釘付けにするが、
ホセだけが見向きもしないのであった。
ホセにはミカエラという婚約者がおり、
ミカエラはホセの母から、ミカエラと結婚をするようにと
手紙を預かってきていた。。。
カルメンは自分に見向きもしないホセに興味を持ち、
思わせぶりにバラを投げる。 振り返るホセ。
その後、女工の一人、マヌエリータと揉め、ケガを
負わせたカルメンは衛兵に逮捕されるが、
カルメンはホセを色仕掛けでそそのかし、
縄をほどかせ、逃走してしまう。
**********************
逃げたカルメン、衛兵隊長スニガ、その部下モラレス、
ダンカイロ、レメンダードたちが酒場にいる。
そこへ花形闘牛士の エスカミーリョ が現れ、
女たちの目を独り占めにするが、
彼は美しいカルメンに一目ぼれ。
カルメンもそれに応えるのであった。
そこへカルメンを逃がした罪で拘束されていたホセが
彼女を探しにやってくる。
やっとの思いでカルメンに会えたホセは駆け寄るが、
カルメンの思いはもうそこにはない。
酒場の客が掃けた後、ダンカイロとレメンダードはカルメンと
その仲間たちに銃の密輸の話を持ちかける。
カルメンはホセに仲間に加わるように促すが、
衛兵であるホセは道を外すわけにはいかない。
しかし最後には・・・
カルメンの愛を繋ぎとめるため、ホセは仲間に加わる決断を下し、
一行と店を後にする。。。。
バレエ カルメン 二幕 密輸業者のアジト・闘牛場の前
密輸業者のアジトで一味が物品を運び入れている。
自由なカルメンはそこでも男たちを相手にきままにやっているが、
ホセは嫉妬に燃え、一味ともなじめない。
カルメンに詰め寄るホセへの気持ちはもう彼女にはなく、
カルメンはホセを冷たくあしらう。
そこへエスカミーリョが現れ、カルメンに求愛して去る。
そしてミカエラがホセの母が危篤だから帰るようにとの手紙を持ってくる。
カルメンは怒り、ホセへ出ていくようにと伝え、
カルメン自身はエスカミーリョの元へ向かうのであった。
*******************************************************
闘牛場前。 闘牛が開催されるにあたって、
エスカミーリョと闘牛士たちが現れる。
エスカミーリョはカルメンを自分の恋人として披露し、
カルメンも鼻高々で闘牛場の中へ入っていく。
そこへ嫉妬に狂ったホセが現れ、カルメンを闘牛場の外へ
引っ張り出す。
カルメンはホセに唾を吐きかけ、逃げるが、
狂気のホセは彼女の首に手をかけ、さらに最後には
彼女を射殺してしまうのであった。
バレエ カルメン 熊川哲也ホセ役に みどころまとめ
と駆け足であらすじをご紹介しました。
同じスペインが舞台になる演目でありながら、
陽気で楽しい、ユーモアあふれる、
ドン・キホーテ
とずいぶん違った物語です。
みどころとしては、勿論、その、魔性であり、自由な女、カルメン
の奔放さ。そしてまじめで硬い衛兵のホセが
その一途さゆえに、大事なミカエラすらも捨てて
カルメンのために身を滅ぼしてしまう愚かさでしょう。
ドン・キホーテはとてもクラシックバレエ、ですが、
カルメンは、ロミオとジュリエットのように、
とても演劇性が強いです。
幕が開いた時から、この悲しい物語をあらわすように、
重い空気が漂っているのです。
そこに現れる、自由で美しい女、カルメンの
明るさ・・・・。
踊りとしては、やはり、
最初に捕らえられたカルメンと、その彼女を縛った縄を持つホセとのパドドゥなど・・・
ジャンプや回転技で鳴らしてきたスター、芸術監督の熊川哲也さんが、
一人の奔放な女のために堕ちていく、衛兵のドン・ホセの心情を露わに、好演します。
さて、上演スケジュールは こちら
3月6日から始まります。
配役も出ていますね。
熊川哲也芸術監督がホセとして出演する以外は、
最近絶好調の、堀内將平さん、そして バジルを好演した 杉野慧 さんも
初めて配役されています。
あのカルメンには、やはり! の
中村祥子さん、荒井祐子さんに加え、
プリンシパルに昇進したばかりの 矢内千夏さんも!
しかも、
矢内千夏さんのペアのホセ役は 熊川哲也さんです。
いやはや、これは見逃せません。
私の持っているチケットもこのお二人の主演の日です。
ハッピーエンドではありませんが、
人間物語を見てみるのはいかがでしょうか???
おおっ!! 東京公演は明日チケット売り出し開始です!!
仙台、郡山公演もありますので、
お近くの方は是非、いらしてみてください !
しかし、男の人って、やっぱり、そんなに魔性の女に惹かれるもんなのね・・・。
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