私が強力に思っていること。
それは、
上司は部下よりお給料が高いのだから、
それに見合った働きをしなければいけない。
より多くお金をもらっている人は
もらってない人より働いていないといけないの !
勿論部下の仕事を肩代わりとか、あらゆることをやれとか
そういうものでなくて、
下の人が上の人に対してあの人があそこまでやってくれているのならと
思わせる仕事をしていなければいけない。
それは、
上司が部下より能力がなければいけない、
ということと必ずしも一致はしません。
上司が部下に何かを指示するという事は
彼、彼女がその仕事を経験してきて、部下へ教育してやれること(ある程度
知り尽くしていること)
その仕事を知らないが、部下の能力をあらゆる方向からサポートできる
存在であること。
どちらかではないかと思うわけです。
つまり何が言いたいかというと、
何かを部下に指示したとき、
”部下に丸投げ”
なんとかしといてよ。
では絶対ダメだということ。
当たり前だと思うでしょうが、結構、多いんですよ。
いついつまでに、これをやっといて。
まず、あなたはそれをできますか?
彼に教育するくらいは。
そして知らない分野なら、
彼がどうすれば彼の能力を最大限に発揮してもらえるのか
分析してさりげなく立ち回る事ができますか?
例えばありがちなこういうケース。
難しくて少々厄介なお客さんを前に調整会を開き、説明する。
お客さんはどんどん難解な質問や意見を投げてくる、という
シチュエーションが想像できる。
上司 : 今回はお前を見込んでのことだ。資料を作って、司会進行をお願いしたい。
勉強のためにもなるし、やってみろ。
部下 : (え~~俺が? そんなことやったこともないし、もう日もないし、どうしよう)
因みに部下は何回かそのお客さんに面識だけはあり、話したことぐらいはある。
ただ、まだ彼の入社日も浅く、経験もほとんどない。
この上司は部下の事をお客さんとの話し方をみて、明るい器用そうなやつだと判断し、
この案件を依頼したのだ・・・。
部下 : えと、それは会議室ですか? どのように進行すれば・・・。
上司 : 資料のサンプルは、XX課のXXにあり場所を聞いて参考にして。
あのお客さんはXXXXな感じの人だからXXXXに気を付ければいいよ。
そしてそのアドバイスもどうも重いつきで感覚的で的を得ていない。
決定打はこれ 👇
上司 : あ~~、それでさ、俺、その日いないから、宜しく頼むね。
考えようによっては、究極の教育、 OJT ???
ただ、依頼した本人は
感覚的なことをちょろっと言っただけで、
極めつけは
その日はいない。
この部下は、真面目で、自分でなんとかするし、後で恨みもしない、と
判断されたのでしょう。
これは、
”この上司はお客を説得することができないから、やりたくなくて、逃げた”
というのと、
”こいつはほっといてもやるだろうから、面倒だから教えなくても、自分で学べるだろ”
と二通りしかないですよね。
どっちも、ダメ、です。
この部下がこの上司にあいそをつかすのも時間の問題でしょう。
”この人は守ってくれない、丸投げだ”
”この人は自分の教育に手を抜いている。”
と思われてしまえば、
この人の為に一肌、脱ごう、
なんて誰も思わないでしょ?
繰り返しになりますが、
部下は、上司が自分の為にここまでやってくれるんだ、
その気持ちを感じる事で、勉強し、チャレンジし、伸びていくのです。
そこまで思わせるのはそれは大変ですよ。
でも、持ち合わせた能力、ではありません。
上司もそれを身に着ける事は可能だし、そうしなければいけないんです。
お金をより多くもらっている人は
そこまでの努力を惜しんではいけないのです。
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