大腸カメラ(大腸内視鏡)検査を受けることになった経緯と受けるまで
長く生きていると体にあちこち不調は出てきます。
会社員ですのでありがたいことに毎年健康診断があり、
便潜血検査も行われています。 通常2日の便を取り、提出しますが、
私はそのうちの1日分に便潜血があるとの結果でした。
健康診断の結果はもちろん、
要精密検査!!
ここ数年、LDLコレステロール値が高く、食事には特に
気をつけて食物繊維をとるようにしていましたし、
驚きましたが、出産の経験もあるし、痔じゃないの???なんて
思っていました。
たまにですが、ほんの少しだけ、トイレットペーパーに血がつく
こともありました。(ちゃんと見ないとわからないほどなので
痔だろうと・・・)
ただ、50代という年齢的にも、一回大腸内視鏡検査は受けたいと
思っていたので、すぐにネットで病院探しをしました。
大腸内視鏡というと、すぐに思い浮かぶのが、痛い、下剤が辛い、
というところ。
人一倍怖がりだし、痛いのなんて嫌いに決まっているし、何とか楽して
受けられないものか。 という視点で探しました。(をい!)
何件か連絡をして一番早く予約のとれた、口コミもよさそうなクリニックに
予約。まず1日めは問診、検診。そして一週間後にいよいよ検査です。
混んでいるようで最初の予約も20日後くらいでした。
同時に胃カメラも受けることができるとのことで、2年前にバリウムの検査を
してちょうどいいタイミングと思ったのでそちらの予約も入れました。
一日目の検診の際には実際の検査の説明が。
便潜血でひっかかったことを言ったところ、”肝臓、すい臓もCTで
見ておきましょう” と言っていただき、承諾。
そしてこれが大きなポイントだと思うのですが、
”鎮静剤を使用しますか?(眠っている間に終わらせますか?)
の質問。 これはもうぜひぜひ、ということで。
”ほとんどの方がそうされますね~~” とのことでしたよ。
もし、ポリープ等見つかったら、その場でできるだけ取るので、
メスを使用するため、貴金属はつけてこないように、そして胃カメラの際
マウスピースを加えるので口紅も塗ってこないように、とのこと。
大腸カメラ検査の前日の食事などは?
検査前日は繊維質のものを避けた、消化の良い食事を少なめに、21時までに
完了するように指導があります。(きのこ、海藻、ゴボウなどはダメ)
水分は21時以降はコップに注いで底の見える飲み物であればOKとのことですので、
コーヒーとかはダメですね。(寝る前にコーヒーはないか)
便秘気味かどうかを聞かれます。 私はほぼ二日に一回はお通じがあったので、
錠剤の下剤を2つ寝る前に飲むよう、言われました。便秘気味の方は
もう少し多いです。
検査当日は水のみしか取れません。
あと、当日は液体の下剤を時間をかけて2L飲む必要があるのですが、
家で飲んでくることもできるとのことでした。
飲み終わって所定の症状(出し終わったら?)になったら、来院。
私は一人暮らしですし、家で一人ぼっちで下剤、というのが耐えられそうも
なかったので、何があってもいいように、スタッフのいる病院で飲むこと
を選びました。
14:00からの検査ですが、9:00までに病院入りです。
もし家族がいらっしゃる方で、車の送り迎えなどが可能であるならば
家で飲む方がリラックスできていい、という方もいらっしゃると
思います。
もし鎮静剤を使用されるのであれば、ご自身で車の運転はして帰れないので
そこも重要ですね。
あ、下剤用を飲むときの補助として、お水も持ってきてくださいとのことです。
そしていよいよ当日が来たのです。
大腸カメラ(大腸内視鏡)検査当日の流れは?
食べるもののお約束を守り、9:00に現場入り。
もうどっきどきです。
今度ここを出るのは、終わった後なんだな、と当たり前のことを考えて。。
ここからなんです、私のびっくりどっきり体験。
スタッフの方に案内されてお部屋に通されたんですが、
ごめんなさい、これ、普通なのかもしれないけれど、お手洗い付きの
個室のお部屋なんですよ。 しかも、この病院は新しい病院でとても綺麗!
机、ソファ、ひざ掛け、お手洗いがセットになった、もちろん広くはありませんが、
壁に絵などかけてあり、Free Wi-Fiもあり。
テーブルに下剤とコップ、呼び出しベルが。
シンプルなソファ。ひざ掛け付き。
すぐ隣に自分専用のトイレ。
そこで約2時間かけて、2Lの下剤を飲むんですね。
(正確には1800mlだった)
一時間かけて、900ml。11時に2L飲み終わる計算です。
必要に応じてお水を飲んでも大丈夫。
30分ごとにスタッフが回ってきてくれるとのことでした。
なんたって嬉しかったのはフリーWi-Fiがついていたこと。
2時間あるので、連続物のドラマを観てリラックスされる方も多いですよ、
お好きにどうぞとのことでしたので、私は普通に携帯でユーチューブを
観ていましたが、好きなものを観ていても大丈夫、音も外に
漏れないようになっています。(さすがにテレビはなかったです)
で私、トイレに行くときは共同のトイレに走りこむのかと勝手に想像
してたんですけど、自分のお部屋のトイレなので、そこが非常に嬉しい。
完全に自分だけの空間です。
空調も自分で調整できるので快適でした。
だいたい全部飲み終わるころに便意が来て、何回かトイレに行くようになると。
何時にどんな便が出たか、記録する用紙をもらいます。
大腸カメラの下剤は辛いのか?
もちろん、これは私の感想なので、一概に言えないのですが、
私のもらった下剤、マグコロールPは味はほぼスポーツドリンク!
お腹もすいていたせいか、すっと入っていき、割と早めのペースで進み、
11時前には全部飲むことができました。
特に辛くはなかったです!
会社の同僚の方が検査より下剤がきつくて吐いた、と言っていたのでひそかに
恐怖だったんですよね。 でも、割と楽にクリアできました。
スタッフの方に言わせると、普段のお通じの具合で下剤がわかれるようで、
私は割といい方だったので、この下剤で楽だったのでは?と言っていました。
普段の食生活、大事ですね。
そして、飲み終わるころ、便意が来ました。腹痛で苦しいのかと思いきや、
便意のみで、それも以外でした。
最初は”固形” だったのですが、だんだん、”液状” になっていき、
ほぼ透明に近くなるまで、出していきます。(”カス”がなくなるまで)
記録をとっていたのですが、私はなかなか透明にならず、”浣腸か?”
と言われましたが、それはせず、
前の方を待っている間に腹部エコーをやり、
部屋へ通されることになりました。
そうそう、スタッフの方々、優しかったなあ・・・
大腸カメラ鎮静剤体験談
ベッドに寝たまま、部屋へ運ばれました。
先生やスタッフの方々がてきぱきと、作業されています。
いよいよ、横向きに寝て、検査が始まります。
胃カメラも同時に行うので、マウスピースを噛みます。
では、鎮静剤を・・・と先生が注射をしました。うつうつっとして
私は眠りについたのです・・・
あっという間・・の時間感覚で、”終わりましたよ~~”の声。
眠りから覚めたイメージです。
お尻が少しピリッと感じましたが、不快ではありません。
先生が
ポリープが二つありましたので、取りましたよ。
と遠くの方でおっしゃっています。
そうなんだ・・・え? 食生活気をつけてたのにな~~~
そこで同時に胃カメラもやったことを思い出しました。
そちらは全く ”後遺症” がありませんでしたので
言われなければわからなかったほどです。
結論として、鎮静剤使用で大腸、胃カメラ、はとてもはお勧めです!
本当に眠っている間に終わった感じ。
ポリープも取っていただき、所要時間は、正確にはぼーっとしてたのですが、
一時間くらい? でしょうか。2時過ぎに始まったのですが、そんなに
遅くなった記憶はないです。
ここの先生はとても腕利きとの口コミで、スタッフの方に聞いたところ、
鎮静剤を打たずに先生にお願いしている方も多いとのこと。
大腸カメラ当日に聞いた結果は?
そのあと、身支度をして、検診がありました。
大腸で取ったポリープは二つ。一か月後9月になりますが、
病理結果の説明があるそうです。
胃は特に問題はなし。 少し逆流性食道炎の傾向あり。
やっぱりなんかしら出るお年頃ではあります。
結果はやったやった!ではありませんが、
今日は消化のいいものを食べてくださいね、と言われ、次の
最終結果を聞くための検診の予約を入れました。
特に今は ”要再検査” なところはなかったようです。
大腸カメラ、胃カメラにかかる費用は保険はきく?
この日かかった費用ですが、
- 大腸カメラ
- 胃カメラ
- 腹部エコー
検査は以上、そしてこれプラスポリープ切除がありました。
全部でずばり、 29,960 円。(3割負担)
ポリープ切除が発生すると、手術扱いになり、生命保険に入っている方は
条件によっては保険がきくようですよ。
診断書もお金はかかりますが、発行してもらえます。
まとめ
私は健康診断で便潜血が認められたので、頑張って受けに行きましたが、
もし、大腸カメラは辛い、恥ずかしい、とお思いでしたら、特に女性の方は
悩みに悩んでしまいそうですが、
40歳を過ぎた方は特に胃カメラとセットにして受けてみることをお勧めいたします!
生理中でも、受けられるとのことです。
私は腕のいいドクターでラッキーだったのかもしれませんが、
痛いところ、違和感のあるところ等
本当にどこも辛い場面がありませんでした。
心地のよいお部屋、感じのいいスタッフ、迅速な検査。
大腸がんは育ってしまうまでには時間がかかると言われています。
ポリープのうちなら、簡単にとることができるのです。
(全部が悪くなるとも言い切れませんが)
今回わかったことですが、下剤を飲んでいる時間はほんとに自由で
リラックスできる時間だということでした。
病院にもよると思いますが、ぜひ、お気に入りの本やスマホで心地いい時を
過ごしていただきたいと思います。
以上、南帆の大腸カメラ体験レポでした。 辛くないですよ!
今、その気になった方! ぜひ行ってくださいね!
大腸カメラを受けた結果は??!!追記。
はい、その後のお話です。
さて、1か月後になり、検査結果が出ました。
摘出した二つのポリープの病理結果を聞いたのですが、
両方とも ”良性” でした。 ホッ !
一つは7mmくらいと少し大き目だったようですが、とりあえずは
心配なし!
ネットで調べたところ、大腸ポリープは長い年月(2-3年)かけて
悪性になることもあると聞いていたので、可能性も聞いてみたのですが、
それも、そんなに確率としては高くはない、とのことでした。
しかしながら!!
やはり、今はとても精度のいい機械があるので、今の年齢だったら、
便潜血検査よりもできれば年一回は大腸カメラと胃カメラをセットで
受けた方がいい、というご意見をいただきました。
そうですね。
今回の一連の検査で本当にそうしたいと思っております。
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