Kバレエカンパニー

Kバレエ 海賊 あらすじは? スプリングツアー2020詳細発表!!!

目安時間 10分

バレエ好き、Kバレエ好き 南帆です。

さて、まだ2020年も明けていませんが

Kバレエ春のツアー、”海賊” の詳細が発表になりました。

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ぱふぱふぱふ~~~!!!

 
”海賊” と言えば、だいたい春から初夏にかけて

選ばれる演目ですね。

海に生きる強い男たちの物語だからでしょうかね。

バレエをごらんになったことのない方は ”白鳥の湖” や ”くるみ割り人形” ほど

インパクトがないかもしれません。

 
 

Kバレエ 海賊 あらすじってどんな?

 

バレエ ”海賊” は、クラシックバレエですが、チャイコフスキーの3大バレエや

ジゼル、ラ・バヤデールなどと違って、

原型ができては途絶え、ヨーロッパでもきちっと伝承されて来なくて、

あらすじや使用する音楽も ”これ” というものが

存在していなかったんですね。

全幕バレエ、としてバレエ団独自のものを作ったりしても、

なかなか全幕ものとして根付いて、

定期的に公演を打たれたりはしていなかったようなのです。

 
ただ、この ”海賊” の主要キャストである、

 
コンラッド (海賊集団の親方)
 
アリ (コンラッドの忠実な奴隷)
 
メドーラ (美しい娘。難破した海賊船のコンラッドたちを助ける)

 
のグランパドトロワ(コンラッド、アリ、メドーラで踊られるもの。
演出によってはアリとメドーラのみのグランパドドゥの場合もある)
 
がとても有名で、ガラ公演などで演じられたり、

コンクール等のバリエーション演目として、男女ともに

踊られるケースが多いので、その部分は音楽を聴いたことが

あったり、踊りを垣間見たことがあったり、ということはあるかもしれません。

 

この、美しいパドトロワの中で踊られる 
 
”アリのバリエーション”
 
これがなにを隠そう、Kバレエカンパニー創始者熊川哲也さんの

十八番中の十八番なのです。

技術的にも芸術的にも本当に美しく、素晴らしい踊り。

 

そんなこともあってか、

熊川さん、立ち上がりました。

もともと、海賊たちがたくさん登場するこの演目、

王子様やお姫様などが登場するファンタジーの世界から離れて、

彼独自のストーリーを作り上げ、

男性ダンサーの見せ場たっぷりのグランドバレエを作り上げたのです。
 

とかく女性ダンサーがフィーチャーされるこのバレエ界ですが、

とにかくカッコよく、仕上がっています。

勿論、その中には恋愛あり、仲間との葛藤、裏切り、などが

ちりばめられていて・・・ ですが、
 

何度も言っているように、

バレエのストーリーは、とってもとっても、シンプルです。

 

で、これも特徴なんですが、

熊川さんの作り上げるグランドバレエ(全幕バレエ) は

とてもストーリーが わかりやすい。

動きの一つ一つに意味がこめられています。

なんか適当に最後こうなっちゃった、みたいなのが、ない。

 
矛盾するようですが、

だからこそ、ストーリーを実際ざっと頭に入れて、

バックグラウンドにはこういう事情があるんだ、と思って観ると

余計 全幕バレエは楽しめるのです。

 

えーーーーー、前置きが長くなりましたが、

そんな、Kバレエカンパニー プリゼンツ ”海賊”

あらすじをどうぞ。

 

Kバレエカンパニー海賊 プロローグ

 
7つの海を制覇する、コンラッド率いる海賊軍団は
向かうところ敵なし。  他の船を襲っては欲しいものを
手にして航海を続けていたが、あるとき嵐に逢い
難破してギリシャの浜辺に打ち上げられる。

 

Kバレエカンパニー 海賊1幕 1場 ギリシャの浜辺

 
美しい姉妹、メドーラとグルナーラ。その他の
少女たちが浜辺に来ると、難破して怪我をしている
海賊のビルバンド、アリ、親方のコンラッドが岩の後ろから
登場、彼女たちに助けを求める。 
メドーラはコンラッドに汲んできた水を与え、介抱する。
コンラッドは彼女に感謝をし、その美しさに目を奪われる。

 
そこへ奴隷商人ランケデムがやってきて、
少女たちをさらっていってしまう。
彼女らをその場で救いきれなかったコンラッド一行は
彼女らを救い出すことを決意するのだった。

 

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Kバレエカンパニー 海賊1幕 2場 奴隷市場

 
金持ちたちが集まり、ランケデムを中心に奴隷売買が行われている。
物乞いたちも金持ちたちの周りに群がり、金銭的なおこぼれを
拾おうとしている。
コンラッド、アリ、ビルバンドの3人もその場に
紛れ込んだ。
まずさらわれてきたグルナーラが競りにかかると、その美しさに
金持ちたちが金を積むが、上客の富豪、サイードパシャが
彼女を競り落とす。
 
メドーラの番になるとさらにその美しさに皆が息を飲み、
パシャは彼女をも競り落とすが、そこでコンラッド、
アリ、ビルバンドが暴れて彼女を取り戻し、
去っていく。

 

Kバレエカンパニー 海賊2幕 1場 洞窟

 
メドーラを取り戻した3人は洞窟にたどり着き、
他の海賊たちも交えて宴が始まる。
盛り上がったところで、荒くれ者のビルバンドが
奴隷市場から連れてきた女性たちを洞窟へ招き入れる。
コンラッドはそれをたしなめるが、コンラッドに
不信感を抱き始めていたビルバンドは不機嫌になる。
 
宴が終わった後 コンラッドとメドーラ二人でいる
ところを、奴隷市場から捉えてきたランケデムとビルバンドが
手を組んで襲い、コンラッドを眠らせ、メドーラは
再びさらわれてしまうのだった。
その時ビルバンドはメドーラがナイフを振りかざしたこと
により傷を負い、助けを請うがランケデムはビルバンドを 
蹴り飛ばし、メドーラを連れて去ってしまう。
コンラッドが目覚めてアリも含め
皆でメドーラを救いに行こうとしたときにビルバンドは
あたかも自分も犠牲者のような顔をしてそこに加わる。

 

Kバレエカンパニー 海賊2幕 2場 サイードパシャのハーレム

 
サイードパシャが水煙草を吸いながらまどろんでいる。
グルナーラはうなだれながら仕えているがそこへ
ランケデムがメドーラを連れてくる。
再会を喜ぶ姉妹。 逃げようとするが、パシャは
許さない。
そこへ追ってきたコンラッド一行が乗り込んでくる。
ビルバンドはランケデムを切り殺す。

パシャが宝石をかたに命乞いをするが、コンラッドは
財宝、グルナーラとメドーラを取り返してその場
から去ろうとしたところで、メドーラがビルバンドの
腕の傷を見つけ、彼が裏切り者であることをコンラッドへ
告げる。
 
コンラッドはビルバンドを殺そうとするが、思いとどまり、
メドーラと共にその場を去ろうとしたところで、
鉄砲を拾ったビルバンドがコンラッドへ向かい弾を放つ。

 
そこへアリが身を呈してコンラッドの前へ出る。弾は
アリに命中、アリは最後の力を振り絞ってビルバンドへ
向かおうとして命尽きる。
 

コンラッドはアリを抱きしめ、ビルバンドへ一発放ち、
ビルバンドは絶命する。

 

Kバレエカンパニー 海賊 エピローグ

 
コンラッドとメドーラが二人で海賊船に・・・
コンラッドは海賊の頭から足を洗うことを誓って、
新たな旅に出るのだった。
アリがいつも身に着けていた白い羽を海に流して・・・。

 

Kバレエカンパニー 海賊 は熊川哲也さんの十八番

 

残念ながら熊川さんはもうアリを踊られることは

"多分" ないでしょう。(涙)

それは惜しいですが、

この全幕 ”海賊” には彼の魂が込められています。

 
その舞台装置、衣装、音楽。

そしてダンサー!!

 
今日はあらすじを述べてみましたが、

長くなりましたので、では、見どころはどこなのか、

次回少しばかり言及してみたいと思います。

 
興味を持たれた方、チケットの一般販売は、

2月9日 (日) からです。

こちらから購入できますよ~~

チケットぴあ

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