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白鳥の湖のあらすじを解説!Kバレエ版の見どころを知り尽くす!

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Kバレエカンパニー
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バレエ大好き南帆です。

クラシックバレエの王道と言えばなんといっても、

 

南帆
南帆

白鳥の湖

 

ではないでしょうか??

バレエのことを良く知らない人でも、白鳥の湖、だけは

聞いたことがあると思います。

海外も日本でもこの演目をレパートリーに持っていないバレエ団は

ないのではないかと思います。

今回は日本を代表するバレエ団の一つ、”KバレエTOKYO” の

”白鳥の湖” についてお話ししようと思います。

 

 

この記事を読んでわかること

KバレエTOKYOの 「白鳥の湖」

・あらすじ
・公演時間
・見どころ

 

「白鳥の湖」のあらすじ:Kバレエ版の物語を紐解く

 

白鳥の湖は チャイコフスキー3大バレエの一つで、

とても美しい音楽と、バレエダンサーによる美しい白鳥

素晴らしい演目です。

 

白鳥の湖ほどクラシックで有名な作品になると、どんな芸術監督も

彼ら自身のスパイスを加えた変更をすることはあれど、まず大筋の

ストーリーを変更するということはありません。言い方を変えれば

一つストーリーを覚えてしまえば、言葉がない芸術なので、海外のバレエ団の

白鳥の湖も観に行けますよね。なんてことも思いながら、Kバレエの

白鳥の湖のあらすじを行ってみたいと思います。

 

主な登場人物

白鳥姫オデット   
王子ジークフリード 
悪魔ロットバルト
黒鳥オディール

王妃(王子の母)
ベンノ (王子の幼馴染)
家庭教師

24羽の白鳥たち

 

プロローグ

 

湖のほとりで美しい娘オデットが花を摘んでいると、

悪魔のロットバルトが魔法をかけ、彼女を一羽の白鳥に変えてしまう。

 

一幕 宮殿

 

とある国の宮殿で王子ジーグフリードの誕生会が行われている。

皆で踊りを踊り、楽しんでいると彼の母親の王妃が現れ、

明日のパーティで外国の姫を招待してあるので、その中から妃を

選ぶよう言われる。そして王妃は王子に弓を誕生日の贈り物として与えた。

結婚はまだ早いと躊躇する王子。 

パーティが終わるころ、友人たちにその弓を持って

森へ狩りに行こうと誘われる。

空を見ると、白鳥たちが飛んでいるのが見える。

 

 

二幕 湖のほとり

 

夜の湖に王子は友人たちとやってくる。

そこへ白鳥たちが羽を休めるために降りてくる。

王子が弓を向け撃とうとすると美しい一羽の白鳥が現れ

人間の美しい娘に姿を変える。その娘、オデットはロットバルトに

夜しか人間に戻れない呪いをかけられている。

 

そして、誠実な王子に心を開いたオデットはそのことを王子に告げ、

恋をしたことのない男性が愛を誓うことでこの呪いが解けると

話すのだった。

彼女に続いて次々と白鳥たちが湖へ降り立つと王子の友人たちは

弓を向けるが王子はそれを阻止する。

そこへロットバルトが現れ王子とオデットを引き離す。

オデットに魅せられた王子は翌日のパーティに来るようオデットに告げ、

その場を去る。

 

 

三幕 宮殿

 

王子の妃選びパーティが開かれている。

そこへは各国の姫君やたくさんの招待客が来ている。

姫たちは王子の気を引こうとするが、王子はいつオデットが来るかと

気持ちは上の空であった。

そこへ悪魔ロットバルトが娘の黒鳥オディールを連れてパーティに現れる。

オディールは黒鳥だがオデットにそっくりで一目見て王子は

オディールに引き付けられてしまう。そんな王子をオディールは

誘惑する。

 

 

王子はオディールをオデットと思い込みすっかり魅了されてしまい、

愛を誓ってしまう。

その瞬間、正体を現したロットバルトとオディールは高笑いしながら宮殿を去り、

外から見ていたオデットは落胆してその場を去る。

我に返った王子はその後を追う。

 

四幕 湖のほとり

 

落胆したオデットが戻ってくる。王子は他の人に愛を誓ってしまった。

そこへ王子が慌てて駆けつけてくるが、呪いが解けないことを悲観したオデットは

湖に身を投げてしまう。

王子もその後を追う。

 

強い愛の力でロットバルトは滅びる。

かくして二人は天国で結ばれるのだった。。。。

 

Kバレエ版の白鳥の湖のラスト

実は白鳥の湖のラストについては演出があります。これは演出家によって

違います。 例をあげると以下です。

 

・ 王子が悪魔ロットバルトを倒し、オデットは人間の娘に戻り、王子と結ばれ、幸せに暮らす。
・ オデットも王子も湖に身を投げ、二人は黄泉の国で結ばれる。
・ 湖で亡くなった人間の姿に戻ったオデットを王子が抱き抱える。

 

Kバレエのラストは二番目に近いですね。 オデットが先に湖に身を投げ、王子もあとを追う。

愛の力でロットバルトは滅び、二人は天国で結ばれる。

ハッピーエンドか、悲しい結末か。 これは180度違うので様々なバレエ団の ”白鳥の湖” を

観てきた私はそのたび最後どうなるのかドキドキしたものです。

 

あとはいわゆるオリジナル版と比較してもさすがの熊川さんも

大きく手を加えてはいませんね。 それだけこの作品はクラシックとして

王道なのです。

 

 

Kバレエの「白鳥の湖」上演時間は?

大きな改定がなければ、以下のようになります。休憩は25分のことが多いです。
この間にロビーで散策もいいですよ~~

第一幕・第二幕 >>>  70分

休憩 >>>  25分

第三幕・第四幕 >>>  65分

 

 

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感動の瞬間:Kバレエ版「白鳥の湖」の見どころ3選

 

「白鳥の湖」その音楽の魅力

 

バレエを全く知らない人でも、

白鳥姫オデットのテーマのオーボエの調べや、

4羽の小さい白鳥の踊り

 

はたぶん、聴いたことがありますよね。

この作品の作曲者チャイコフスキーは、悲しい白鳥姫オデットの

運命を ”オーボエのロ短調の調べ” で表しています。

 

南帆
南帆

プロローグでオデットが花を摘んでいる一番最初のシーンも

寂しげなオーボエの旋律から始まっているんです。

 

特に有名なこの白鳥姫オデットのテーマ4羽の白鳥の踊り

第二幕の ”湖のほとり” の白鳥たちのシーンに使われる音楽です。

第二幕の冒頭は白鳥に変えられてしまったオデットの嘆きのテーマから

始まります。

 

白鳥姫オデットのテーマ

 

これを聴いただけで、嘆きや悲しみや繊細さが震えるくらい伝わってきます。

ここにこの作品の全てが詰まっているんですよね。

 

第二幕の白鳥たちのシーン

この王子とオデットが知り合う湖のほとりでは、踊りが静かで少し

長めなので、初めて観にいらっしゃる方は眠くなってしまうかも

しれないのですが、しか~~し!

ここでは観ていただきたいところがいっぱいあるんですよ。

オデットが王子と身の上の話をマイムでした後、同じ境遇の24羽の

白鳥たちが踊り、その中の4羽が踊り、そして2羽が踊るのですが、

24羽の白鳥の踊りをコールドバレエ(群舞)と呼び、ここがいかに綺麗に

揃っているか美しいかがそのバレエ団の質と言われています。フォーメーション

が美しいです。

 

4羽の白鳥の踊りは曲も聴いたことがある方が多いはず!

ここも寝ててはいけません!

そしてその後の王子とオデットのパドドゥ(二人が組んで踊る踊り)

流れるように美しいバイオリンのソロの響きと二人のラインの

美しさをご覧ください。 これは見どころです。チャイコフスキーは

この2幕を ”幻想” と名付けています。 薄暗く、ゆっくりな雰囲気を

楽しんでください。

 

第三幕 ”現実の破堤” 裏切りのシーン

 

そしてこの見どころ満載の三幕につながっていきます。

なんといっても見どころは 

”黒鳥オディールと王子のグランパドドゥ”

ですね。

 

 

 

王子に妃を取らせるため、6人の花嫁候補が来ているのですが、

王子はオデットが来ないかと上の空、そこへオデットそっくりな

オディールが来るわけです。

 

このオディールに関してもいろいろな説があって、

ロットバルトの娘、という説が多いですが、ただ単にロットバルトが

連れてきたそのへんにいた黒鳥、というパターンもありますし、

”王子がオディールをオデットと間違えてしまった” という説もあるのですが、

オディールがあまりにも魅惑的なので、

”純情な王子がただ単にオディールに惹かれてしまった”

という説もあります。

 

いずれにしてもこのオディールの魅力がスパークリングされて

しまったのが、この王子とオディールのグランパドドゥという

わけです。

 

 

この演目のクライマックスと言いきってしまってもいいでしょう。

コーダ(グランパドドゥの最後の踊り)のオディールの32回フェッテ

(軸足でない方の足をつかずに回転を続ける)はそのダンサーの技量が

試されます。

今では単にシングルで32回転するダンサーは少なく、

ダブルやトリプル、色々なバリエーションに富んだ

タイプの回転を入れてくるのが普通になっています。そこも面白い!

ここはちゃんと起きてて観ないとダメ!!!(笑)

 

南帆
南帆

客席のあちらこちらから ”ブラボー!!!”の声が飛びます。
グランフェッテが終わったところでいったん踊りを止めて
お客様へレベランス(お辞儀)をするダンサーもいます。

 

グランパドドゥの前には各国から招待された人たちが各国の踊りを

披露しますが、そちらもディベルティスマン(物語のストーリーに

直接関係はないけれど、独立して踊りを披露する)として素晴らしいので

必見です。

そして! 

音楽とともに裏切りのシーンになりますので、ここも、お楽しみに!

 

そして、おっと忘れるところでした。

オデットとオディール、この正反対の役柄を同じダンサーが踊ること

 

というパターンが最近どのバレエ団でも多いと思います。

Kバレエが最初に出したDVDではもちろん王子役は熊川さんなんですが、

オデットとオディールは違うダンサーが演じています。

でも最近はKバレエの白鳥の湖でも一人二役のことが多い、これは

とんでもない体力が必要ですよね。 そしてその違いの演じ分けの力量、

これは見どころです。

 

まとめ

 

あらすじや上演時間と共にKバレエの白鳥の湖のみどころをご紹介しました。

見どころのまとめは、

 

・ よく耳にするあの旋律、この旋律。オーボエやバイオリンソロの音楽を楽しむ。

・ 第二幕の白鳥たちのシーン。コールド(群舞)や4羽の踊りなど幻想的な雰囲気。

・ 第三幕のクライマックス。王子とオディールのグランパドドゥとその後の裏切り。

 

といった感じです。

バレエの全幕もののストーリーって、とっても、とってもシンプル。

勿論現実的ではないところも多々ありますが・・・・

そのシンプルなストーリーがダンサーの踊りやマイム、音楽でとてつもなく

深い魅力的な世界へ繰り広げられていくのです。

そこは言葉のない世界です。

そこに全てが込められていて、そこからどう感じ取るかも

観客に委ねられています。

 

バレエファンになってしまえば、

細かいところにこだわって観ます。特にクラシックバレエは

ここのこれが観たかったんだよ! とか黄門様の印籠みたいなところが

それはそれはいっぱいありますが・・・。

 

結局何を楽しんで、どう見たらいいのか、わからない、

というのが、結局バレエは高尚だとか、とっつきにくいとか

いうことだと思うんですけど。

ぶっちゃけ、なんでも、いいんです。

心を真っ白にして、観てみると、

 

やっぱりチャイコフスキーの音楽ってなんて素敵なの

なんて厚化粧なの

なんて素敵に揃っているんだろう

舞台装置が美しい!!!

この男性ダンサー、イケメンだし観てるだけで楽しい!

なんていっぱい回って高く飛ぶんだろう。筋肉素敵!

 

そういうところから入っても全然大丈夫なのです。

あ、もちろんKバレエはお衣装もとんでもなく素敵です。

 

次のKバレエの 「白鳥の湖」は2025年10月に予定されています。

是非是非劇場に足を運んでみてくださいね!

その時はまた告知をしたいと思いますよ~~~;-)

 

熊川さんがジーグフリードを演じておられます↓

 

 

 

 

 

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