バレエ好きな南帆です。
ローザンヌバレエコンクール、今年も終了しました!
一週間かけて、一流の先生方にクラスや、自分の踊る演目の
コーチングを受け、
最終的にお化粧やお衣装をつけて臨んだ若い皆さんの
緊張感と、笑顔と、自信にあふれた姿は
とてもフレッシュで素晴らしかったですね。
私があの年齢だったころは何をしていたかなあと思うと、
ただふっつーのごく平凡な学生でしたねぇ・・・。
大好きだったバレエをあきらめたのが14歳。
(ていうとかっこいいけど、箸にも棒にもひっかからないダメ生徒)
そのあとは平凡に高校受験をして。
バレエをやめたあとはひたすら海外放浪をしたい、と
思っていました。。。
彼らはとてもストイックにバレエダンサーになる夢を叶えるために
努力をしてきたんですよね。
今は文明の利器がありまして、
ローザンヌ国際バレエコンクール特設サイトの中で、
一部、ライブストリーミングをやっていて
生でそのコーチング風景とか観られるので、
ローザンヌでは午後3時くらいから行われているところを
日本時間では夜23時くらいから始まって、
私にとってはすでに非常に眠い時間なんですけど、
ちょっと頑張って夜更かしして観たりして、
ほんとに楽しみな期間でありました。
ファイナリストに選出されたのは21人。
今年は韓国、中国、日本とアジア勢がとても美しかった年でしたね。
日本人は二人。
大木愛菜 さん
森脇崇行 さん
広島出身のお二人。
”ここへこれて嬉しかった”
と微笑んで語る彼らは
これからも大好きなバレエで精進していくことでしょう。
森脇さんはクラシックの回転の軸がとても美しく、
大木さんのコンテはラインの美しさ、表現力が目を引きました。
若いこれからの可能性無限大のエネルギー
なんともすがすがしく
みずみずしく
希望にあふれて、
いつも涙が出そうになるのです。
ですが、
こんな記事を読みました。
最後まで読むと、二人の実力は他の人に引けを取らなかったし、
結果よりも、この経験を生かすことが大事、ということが書いてあるのですが、
この
”日本人13年ぶりに入賞逃す”
”アジア筆頭国からの転落と受け止めた人も多い”
ってなんじゃごるぁ~~~!!!(怒)
この記事の中でも言われているように、
この21人はほんとにレベルが高くて、
ほんとにどの子にもなんらかの賞をあげたいくらいの
完成度の高い演技を観せてくれました。
これは審査員も順番をつけるの、大変だったと思う。
人はそれぞれ個性があるわけだし、
順番をつけるのなんて、
ほんっとに大変!
きっと、0.00001の差とか、そんなだったに違いないんです。
そして
彼らはまだ、15,16の少年、少女ですよ。
どんだけの伸びしろがあるか、
まあ、バレエはかの熊川哲也さんがおっしゃるとおり、
過酷な芸術ですし、身体条件も厳しいことから、
ある程度もう将来性の予測は可能かもしれませんけど、
でも、
それでも、わかんないじゃない。
ここまで来るだけで素晴らしいんだし。
それを何故に
入賞しなかった、だけで
”転落” なんて
ほんとにそんなこと言う人、いるのかしら。
いたら出てきなさい、だよね。
ここで一位になったって、
なんかの理由でバレエを辞めてしまうかもしれないし、
ここでファイナルに残れなかったけど
今はKバレエのプリンシパル(主役ダンサー)として君臨している
浅川紫織さんみたいな人もいるし。
そしてね、
彼らは多分、遊ぶことも、食べることもバレエのために制御して
ここまで来ている。
でも好きなバレエだから、頑張ってきているのに
お金もかかるし、いろいろな人にお世話になって、
もしかして、入賞できなかった、って自分を責める部分もあるかもしれない。
でも、
もしかして頑張って自分を奮い立たせているかもしれないのに、
大人がこんな記事を書く。
”入賞できなかったら、転落なのか”
ここばかりを大きく捉えないといいけど。
もちろんプロになったらね、
精神的につらいことはもっともっといっぱいあると思うけど。
私はなんだか、
最後の加治屋百合子さんが言った、
”順序よりも高い指導と刺激を受けた1週間の経験を
今後に生かすことが重要”
勿論そちらを推奨しますよ。
純粋培養はもちろん無理でしょう。
でもこんな大人の
なんだかな~~~~なコメントに惑わされず
すくすく伸びていってほしいなと
つくづく思ってしまうのです。
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