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Kバレエ ロミオとジュリエット 山本、小林組

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Kバレエカンパニー
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バレエ好きな南帆です。

ロミオとジュリエットって、ほんとに悲しい物語。

感傷的な秋の芸術に鑑賞するのにぴったりで・・・(いえ、しゃれじゃなくてですね)

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ロミオとジュリエット マチネ公演 山本雅也、小林美奈組

 
10月13日(土)のマチネ(昼公演)

12:30からのスタートで、

ロミオは、熊川さんにローザンヌから見出されていた

 
山本 雅也 さん。
 
ジュリエットは熊川さん一押しの
 
小林 美奈 さん。
 

座席は前から10番目、18番

 

私はいつも左右、どちらかに寄っているお座席が多く、

前の方をファンクラブに希望しているので、

出演者の方の表情までよく見える代わりに

全体を見渡すことをなかなかしないでいたのですが、

今回は前から10番目(東京文化会館)の

ほんとにど真ん中といういつもとまた違って

全体をよく見渡すことができる席が斬新でした!

全体をまんべんなく観るにはなかなかいいですね。

特にロミオとジュリエットは

街や舞踏会など、モブシーンが見どころの一つでも

ありますので、

当たりだなと!

もし東京文化会館の座席で全体をほどよく見渡したいと

思われるのであれば、

オーケストラピットが入って、

10列18~9番当たりが真ん中ですよ!

 

ロミジュリ一幕 街のシーンからバルコニーパドドゥまで

 
ロミオとロザラインのシーンから街へ。

この街のシーンは、ロミオ達の紹介のシーンになるわけですが、

すこ~~し、最初のつかみは弱かったかな?

大勢の街の若者たちが出てきて元気いっぱいに踊るのですが、

お衣装が3人は他の子たちと違うのに、

混ざっちゃうんですよね。

例えば雅也ロミオも倭マキューシオも朋太郎ベンフォーリオも、

他の若者と一緒、じゃダメなわけで・・・

浮きたってなきゃいけないわけで・・・

同じ、元気いっぱいの若者、だったなと。。。

それが少し残念でした。

3人の息も、イマイチあってなかったような・・・。

3人ともそれぞれ、同じようにカッコいい、では

ダメなんですよね。

それぞれの役を魅せて欲しかったんですね。

私は違うキャスティングで何公演か観てて、

比較することは
 
”ナンセンスだね(by 熊川)”
 
と思っているんですけど、

ソワレの3人を観て、あ~~これは!と

決定打だったので

(それはまた感想を書くことにします)

それはほんとに気になりました。

 
しかし!

Kバレエの今シーズンの初演目、ダンサーも

思いっきり若返ったので、

パワーがみなぎっていましたね。

あとはもう少し、重みというか、人の”色”が

見えるようになるといいですね。

 

ジュリエット登場
 
小林美奈さんはなんともかわいらしいジュリエットと、

恋を覚えて大人になっていくまでの感じが

とても際立ってわかってステキでした。

矢内千夏さんと並んで言えるのは、

熊川さんはやっぱり、ご自身と同じように

まず、テクのあるダンサーがお好きなのかなあと。

そしてどれだけ表現力に秀でるものがあるのかを

探っているような気がしますが、

美奈さんは子供っぽさと大人っぽさが同居する、

魅力的なダンサーです。
 
小林美奈 プロフィール
 

 
そして公開リハでも見せてもらった、

ロザラインと絡んで、舞踏会へ忍び込もうとするシーンから

舞踏会へ。

 

ここの重々しい雰囲気、好きですね~~。

プロコフィエフの音楽、ちょっと変わっているけど、

癖になります。

 
パパたちがジュリエットの結婚相手として推している

パリスが登場。
 
 
長身でとても紳士で、慇懃?丁寧な上品な方。

そんな彼にジュリエットの心はときめきません。

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Kのパリスは長身でハンサムな方が演じてらっしゃるのに・・・
 

私の疑問は

 
同じ舞踏会でジュリエットはパリスともロミオとも、ほんの数分差で

初めて出会っている・・・。

パリスも素敵なのに、仮面で顔を隠しているロミオを見たとたんに

恋に落ちるというのは
 
とっても不自然
 
だと思うのですが、そんなことを言っていても

しょうがないですね。
 

この舞踏会での見せ場は何と言っても
 
マキューシオのテク披露。
 
ロミオの身バレがあり、会場中に緊張感が走る中、

マキューシオが踊りまくってその場をおさめるシーンです。

これは圧巻!

なのでマキューシオにはテクのある人が配役されます。

この日は
 
益子倭(やまと) さん。
 
細身で小柄ですが、回転、ジャンプなど

小回りのきく、テクニック系のダンサーです。

この日も最初から最後までバッチリ、決めてくれました!

バレエジェンツの1員です。

 

バルコニーのシーンは感動的

 
有名な、バルコニーパドドゥ。

英国ロイヤルバレエではマクミランという振付家が、

クラシックを逸脱したオフバランスの振り付けをしているのですが、

熊川さんも負けていない、アクロバティックな動きも多く、

これはほんとに、器用な人でなければ、大変です。

若い雅也君と美奈さんのコンビは

危なげない踊りで感動させてくれました。
 

ロミジュリ二幕 街でマキューシオ殺害され、堕ちていくロミオ

 
そして思いっきり盛り上がった二人は

ひっそり結婚するのですが。

ロミオはティボルトに親友マキューシオを殺害され、

頭に血が上ってティボルトを殺してしまうのです。

 
いくら仲が悪いといったって、

そりゃ、先に手を出す方が悪いですよねぇ。

ロミオってなんだか運のない男性に見えてしまいます。

まあそれはおいといて。

このシーンはティボルトに挑発された

これも血の気の多いマキューシオが、

殺されるまでの見せ場が見どころです。

ジゼルの狂乱の場、とまでいきませんが、

刺されてから死に至るまで、少し時間があって、

その無念さに胸を打たれてしまうのです。

ティボルト役は同じバレエジェンツの
 
杉野慧 さん。
 
海賊のコンラッドや、白鳥のロットバルトなど、

演技派のダンサーです。

若い二人の決闘は見せ場でしたね。

ウ~~ン、

慧君はまだティボルトには若干、少し、若いかな・・・?
 
 

伊坂さんがかわいそうな僧ジョンを演じていました。

イタリアはほんとに治安が悪かったんですね。

 
 

最後の息絶えるシーン・・・・
 
雅也君は、本当のロミオよりも少し年上だけれども、

少し、子供っぽかったかな。。。

もう少し、少年から、恋をした男性、へ変化が見えると

良かったと思います。

でも、綺麗な柔らかい筋肉で踊る姿は

バレエならではの美しさでした。

深み、年齢とともにきっと、出てくるでしょう。

 
小林美奈さんは、そのへんが観て取れて、よかったです。

熊川さんはこの二人でしばらくペアでいくようですので、

次のドンキを楽しみにしたいものでございます。
 

キャスト別に発見することは実に多い!
 

できる限り キャスト別で見たいですね。
 

同じ日のソワレ(夕方)も観ております。

感動でした。。。。
 
 
続く。

 

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