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吉田都さん引退 ロイヤルの至宝 これからの予定は?

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バレエ
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こんにちは。

今日はバレエファンにとってとても大きなニュースが

駆け巡りましたね。

”吉田都さん 引退”  

日本でメインに活動してらしたのはここ8年ほど。

あとは22年間もの間、あの世界3大バレエ

”英国ロイヤルバレエ団” のプリンシパル(最高位)

でいらした方です。

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今でこそ、大勢の若い方が、海外のバレエ団で活躍するように

なりましたが、

ほんとうに彼女は草分けでした。
 

1983年、17歳の時ににローザンヌ国際バレエコンクールで

スカラシップを受賞し、英国ロイヤルバレエ学校に入学し、

優秀な彼女は1年後にサドラーズウェルズロイヤルバレエ団

(現バーミンガムロイヤルバレエ団)に入団します。

4年後にはプリンシパル(最高位ダンサー)に昇格し、

順調なキャリアを重ねていきますが、彼女はその居心地の良さを

卒業し、1995年には更なる成長を求めて

ロンドンの英国ロイヤルバレエ団にプリンシパルとして移籍をするのです。

日本人としては、熊川哲也さんに次いで二人目でした。

 

それだけを聞くと輝かしいキャリアですが、

この吉田都さんという方は

ご本人をして、

 
”社交的でもない私がなんで”
 
”自分が醜い”
 

と、ご本人の著書、”踊り続ける理由” や、

ロイヤル引退の際組まれた、”プロフェッショナル

仕事の流儀” で

おっしゃっているんですよね。

ご謙遜を、と思うのですが、

17歳でローザンヌバレエコンクールで奨学金を受け、

社交的でない、コンプレックスの塊だった少女が、

これだけのキャリアを築いて来られたんですよね。

自己主張をしないとつぶされてしまうような環境の中で、

自分を見失わず、

一つ一つこつこつと、人と比較することをせずに、

努力をしてきた結果です。

鼻の高い外国人が、アジア人の役をやるためのお化粧に

苦労しているのを見て、

ご自身のお顔に対するコンプレックスも消えたのだと。

人と比べることは無意味なんだと。

ピーターライト卿に
 

”私にはこの役はできない”
 

と言って泣いたときに、

 
”ミヤコは、”グリーンティー” の味でいいんだ”
 
と言われたという話も聞きました。

そしてそういうお話も、振り返って素直に書いたり、言ったりされている。

なんてピュアな方なんだろうと思います。
 

彼女は私と同世代ですが、

彼女がロイヤルで活躍されているころは

自分が大好きなバレエの世界には入っていけない辛さから

敢えてバレエから目を背けていたので、

彼女を拝見するようになったのはここ10年以内です。

もっと、早くから、彼女と一緒に、(自分は踊るのは無理だけど(( ´∀` ))

拝見していればよかったと後悔します・・・

 

英国ロイヤルバレエ団出身 吉田都さんの踊り

 
そんな吉田都さんの踊りと言えば、

 
端正、誠実、エレガント
 
という表現がぴったりではないでしょうか。

優雅な調べが流れているような、端正で美しい踊り。

彼女は ”ロイヤルの至宝” と呼ばれて、

英国からも表彰されているのです。

まさに、紳士淑女の国、イギリスの方に愛される踊りは、

とても正確なステップに現れています。

ご存知の通り、クラシックバレエには決まりごとが多い。

 

バレエには本当に、その方の性格が出ると思います。

吉田都さんは、きっちりと、どんなにパワフルな踊りでも、

例えばドン・キホーテのキトリでも、

とても優雅にステップを刻まれます。

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そして、これがすごいと思うのですけれども、

どんなにすごいテクニックでも、

自然、にこなしてしまうので、

”難しい” と感じさせないのです。

これが私、彼女の一番すごいところではないかと思いますね。
 

例えばこの ”眠れる森の美女” 新国立劇場のこけら落としで、

熊川哲也さんと組まれた時のものですが、

ゆうゆうと回るピルエット、2:21あたり、見てください。

普通このピルエット回ると、あ、すごい回数、ぐわんぐわん言ってる!

って他の人だと思いますが、あれっ?てくらい、自然に終わっちゃってますよね。

 
吉田都 眠り

 
最近動画にありませんが、彼女のフェッテアントゥールナンは

優雅で、きっちりしているのに、切れがある、

すばらしいものだったと記憶しています。

(確かキトリのグランパドドゥだったと思います)

フェッテを優雅、と評価する方はあまりいないかもしれませんが、

彼女がまだロイヤルの学生だった頃見に来た偉い先生が、
 

”こんな優雅なフェッテは見たことがない”
 
と評価されたことがあるとか。

 
そして彼女は惜しまれつつ、2010年にロイヤルバレエを退団します。

40代半ばでしたね。

その時の特番で、

 
”気持ちが穏やかになってしまったので、もう続けていけない”

 
”少しずつ、身体が変わっていくのを感じている。

ギシギシしてきてしまう前に辞めたい”
 

プリンシパルという首席ダンサーは常に追われる立場です。

どんどん、実力のある新人が入ってくる。

稽古場はいつも、ひやひや、ピリピリだった。

そしてそれを背中に感じつつも、闘志を燃やして頑張っていたけど、

その気持ちが穏やかになってしまったと・・・。

 
引退公演は、日本。 彼女が選んだ演目は
 
”ロミオとジュリエット” 
 
でした。

Kバレエでも最近拝見したばかりですが、

英国ロイヤルバレエ団のロミオとジュリエットは

本当に素晴らしいです。

動画に彼女の引退公演、ロミオとジュリエットの一部が

ありましたので、シェアさせていただきますね。

ロミオはスティーブンマクローです。

 
吉田都, ジュリエット

 

吉田都さん これからの予定

 
彼女の引退は2019年8月だそうです。

引退公演はもちろん予定されており、彼女が共演者や演目を

プロデュースされるようです。

彼女は2020年から新国立劇場バレエ団の芸術監督に

就任することが決まっており、引退をする理由の一つに

そちらに集中したい、というのもあるそうですね。

彼女がどんな風に新国立劇場バレエ団をプロデュース

するのか、とても楽しみです。

 

さて、そして近いところでは!!!

今年のローザンヌ国際バレエコンクールが

目前に迫っていますが、

そちらの審査員(jury)もされるようです。

今年こそは、生のストリーミングで

オンタイムで中継を見たいですね!

 
2019年ローザンヌ国際バレエコンクール

 
同世代の素敵な一人の女性としても、

これからの彼女の活動に注目していきたいです。

 
 
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